平成21年度 春期 午前 問69
経営戦略
サプライチェーンマネジメントを説明したものはどれか。
- ア購買,生産,販売及び物流を結ぶ一連の業務を,企業間で全体最適の視点から見直し,納期短縮や在庫削減を図る。
- イ個人がもっているノウハウや経験などの知的資産を共有して,創造的な仕事につなげていく。
- ウ社員のスキルや行動特性を管理し,人事戦略の視点から適切な人員配置・評価などを行う。
- エ多様なチャネルを通して集められた顧客情報を一元化し,活用することで,顧客との関係を密接にしていく。
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✓ これが正解ア購買,生産,販売及び物流を結ぶ一連の業務を,企業間で全体最適の視点から見直し,納期短縮や在庫削減を図る。
解説
購買から物流までを企業間の全体最適で結び直す取り組みです。
設問は、サプライチェーンマネジメントとはどのような取り組みかを四つの記述から選ばせています。ですから、選び方の軸は、その取り組みが、原材料の調達から生産、販売、物流までの一連の流れを、企業の垣根を越えて全体で最適に見直す形をとるのか、それとも社内の知識共有、社員のスキル管理、顧客との関係を密にする活動という、別の管理領域の取り組みなのか、という一点で見分けます。求められているのは、購買、生産、販売、物流を結ぶ一連の業務を、複数の企業にまたがって全体最適の目線で見直し、納期の短縮や在庫の削減を狙うという型です。したがって、企業間で全体最適の視点から見直すと述べるものが、この位置づけと合います。ほかの三つは、個人の知識やノウハウの共有、社員のスキルや人事、顧客との関係を強めるための顧客情報の一元化で、いずれも別の管理領域の取り組みで、供給の流れを企業横断で最適化する型とは、扱う対象が違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ個人がもっているノウハウや経験などの知的…:個人がもつノウハウや経験などの知的資産を共有して創造的な仕事につなげていくと述べています。社内の知恵を共有し新たな価値を生む知識管理の取り組みで、供給の流れを企業横断で最適化する取り組みとは、扱う対象が違います。
- ウ社員のスキルや行動特性を管理し,人事戦略…:社員のスキルや行動特性を管理し、人事戦略の視点から人員配置や評価を行うと述べています。人的資源の管理に軸足を置く型で、原材料から顧客までの供給の流れを企業横断で最適化する取り組みとは、対象領域が離れています。
- エ多様なチャネルを通して集められた顧客情報…:多様なチャネルで集めた顧客情報を一元化し、顧客との関係を密接にしていくと述べています。顧客との関係を強めるための情報活用の型で、供給の側を企業横断で見直して納期短縮や在庫削減を図る取り組みとは、扱う対象が違います。
この問題の用語
- サプライチェーン原材料から製造、販売、顧客に届くまでつながった一連の流れです。全体を見渡して管理すると、在庫の削減や納期の短縮につながります。
出典:平成21年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問69
同じ用語が出る問題
- 令和元年度 秋期 午前 問69:CRMの説明(サプライチェーン)
- 平成29年度 秋期 午前 問68:CRMの説明(サプライチェーン)
- 平成22年度 秋期 午前 問65:在庫管理に関する問題(サプライチェーン)
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