平成27年度 春期 午前 問47
開発技術
データフローに関する問題
次の図の作成に用いられている表記法はどれか。
〔図〕
顧客 … 四角で囲まれた箱 受注・在庫確認・出荷指示・売上計上 … 丸 顧客マスタ・商品マスタ … 上下を横線ではさんだ帯 顧客 ─ 注文 → 受注 顧客マスタ → 受注 商品マスタ → 在庫確認 受注 ─ 受注伝票 → 在庫確認 在庫確認 ─ チェック済受注伝票 → 売上計上 在庫確認 ─ 出荷指示書 → 出荷指示 出荷指示 ─ 出荷済報告書 → 売上計上
- アDFD
- イ状態遷移図
- ウ流れ図
- エペトリネット
答えと解説を見る
✓ これが正解アDFD
解説
四角・丸・帯と名前つき矢印がそろえばDFDです。
設問は、図がどの表記法で描かれているかを選ばせています。設問文には手掛かりが無いので、図の記号だけで決めます。出てくる記号は四種類です。四角で囲まれた箱は、システムの外にいる相手を表します。丸は、データを受け取って加工する処理を表します。上下を横線ではさんだ帯は、データを貯めておく場所を表します。そして矢印には、受注伝票や出荷指示書といった名前が書かれています。この名前つきの矢印が決め手で、矢印に沿って動いているのがデータだと図が自分で明示しています。四点がそろう図法はDFDです。DFDは、業務を処理と保管とやり取りに分け、データフローの行き先を追いかけるために使います。図法を問う設問は、記号の形と、矢印が運んでいるものの二点で当てると迷いません。この図で運ばれているのはデータであって、処理の順序でもきっかけの事象でもありません。四つの記号は必ずそろって現れるので、一つでも欠けたら別の図法を疑います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ状態遷移図:状態遷移図では、丸は状態を表し、矢印はきっかけとなる事象を表します。この図の丸は受注や出荷指示という動作であって、受注済のような、ある状態を指す言い方にはなっていません。
- ウ流れ図:流れ図では、処理を長方形で、判断をひし形で描き、矢印は制御の順序を表します。この図にはひし形が一つも無く、判断が書けていないので、当てはまりません。
- エペトリネット:ペトリネットは、丸と棒を交互に並べ、トークンの移動で並行して進む動きを表す図です。この図には棒もトークンも無く、用途も並行性の解析であって業務の記述ではありません。
出典:平成27年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問47(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)