令和4年度 春期 午前 問47
開発技術
判定条件網羅に関する問題
次の流れ図において,判定条件網羅(分岐網羅)を満たす最少のテストケースの組みはどれか。
┌──────┐
│ 開始 │
└───┬──┘
│
┌────┴────┐
│ 1→C │
└────┬────┘
│
╱────┴────╲ No
╱ A>0 ╲──────────────┐
╲ かつ ╱ │
╲ B=0 ╱ │
╲──┬──╱ │
│ Yes │
┌────┴────┐ ┌────┴────┐
│ A×C→C │ │ 2→C │
└────┬────┘ └────┬────┘
│←───────────────────┘
╱────┴────╲ No
╱ A>0 ╲──────────────┐
╲ かつ ╱ │
╲ C=1 ╱ │
╲──┬──╱ │
│ Yes │
│ ┌────┴────┐
│ │ C²→C │
│ └────┬────┘
│←───────────────────┘
┌──┴───┐
│ 終了 │
└───────┘- ア(1)A=0,B=0 (2)A=1,B=1
- イ(1)A=1,B=0 (2)A=1,B=1
- ウ(1)A=0,B=0 (2)A=1,B=1 (3)A=1,B=0
- エ(1)A=0,B=0 (2)A=0,B=1 (3)A=1,B=0
答えと解説を見る
✓ これが正解イ(1)A=1,B=0 (2)A=1,B=1
解説
二件で四本の分岐を全て通せる組合せです。
設問は、流れ図について判定条件網羅を満たす最少のテストケースの組みを選ばせています。判定条件網羅は、判定ごとに成立する側と成立しない側の両方を一度ずつ通すことを求めます。この流れ図には判定が二つあるので、通すべき道筋は四本です。一件のテストで二つの判定を続けて通れますから、うまく組み合わせれば二件で四本すべてを埋められます。ここで効くのは、はじめに C へ 1 が入り、一つ目の判定の結果によって C の値が置き換わるという仕掛けです。正解の組合せでは、A が 1 で B が 0 のときに一つ目が成立し、C は 1 のままなので二つ目も成立します。A が 1 で B が 1 のときは一つ目が成立せずに C が 2 へ変わり、二つ目も成立しません。こうして二件で四本が埋まります。なお、判定の中にある個々の条件を一つずつ真と偽にする数え方と取り違えると、必要な件数の見積りがずれます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア(1)A=0,B=0 (2)A=1,B=…:A が 0 で B が 0 の場合と、A が 1 で B が 1 の場合の二件です。どちらも二つの判定がともに成立しない側へ進むため、成立する側の道筋が一本も通らず、網羅できていません。
- ウ(1)A=0,B=0 (2)A=1,B=…:A が 0 で B が 0、A が 1 で B が 1、A が 1 で B が 0 の三件です。四本の道筋は全て通りますが、二件で足りる組合せが別にあるので、最少という条件に当てはまりません。
- エ(1)A=0,B=0 (2)A=0,B=…:A が 0 で B が 0、A が 0 で B が 1、A が 1 で B が 0 の三件です。こちらも四本を通せるものの件数が一件多く、最も少ない組みを求めている問いの答えにはなりません。
この問題の用語
- テストケース何をどう試して、どうなれば合格かを一つずつ決めたものです。入力する値や操作の手順と、期待する結果を組にして書きます。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問47
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前 問54:テスト密度に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 秋期 午前 問49:テスト駆動開発に関する問題(テストケース)
- 令和4年度 秋期 午前 問48:命令網羅に関する問題(テストケース)
- 令和3年度 春期 午前 問48:最小のテストケース数(テストケース)
- 平成30年度 秋期 午前 問49:テストケース設計技法(テストケース)
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