平成27年度 秋期 午前 問51
プロジェクトマネジメント
WBSに関する問題
WBS 作成プロセスが含まれるマネジメントプロセスはどれか。
- アプロジェクトコストマネジメント
- イプロジェクトスコープマネジメント
- ウプロジェクト品質マネジメント
- エプロジェクトリスクマネジメント
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✓ これが正解イプロジェクトスコープマネジメント
解説
WBS を作るのは範囲を定める管理です。
WBS は Work Breakdown Structure の略で、作業を分解した構造という意味です。成果物や作業を階層に分けていき、いちばん下のワークパッケージまで落としたうえで、これで全部だと示すための道具です。つまり WBS を作る行為は、このプロジェクトでやることとやらないことの境目を確定する作業にほかなりません。境目を定める領域はスコープを扱うマネジメントですから、WBS 作成のプロセスはプロジェクトスコープマネジメントの中に置かれています。混乱しやすいのは、WBS が他の領域でも道具としてよく登場することです。分解した単位ごとに金額を積み上げる、単位を作業に割り付けて日程の図に展開する、誰に任せるかの区切りにする、といった具合に、ほぼすべての領域が WBS を土台に使います。よく使う場所と、作り出す場所は別だという点が、この設問の分かれ目になります。使う頻度で選ぶと取り違えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アプロジェクトコストマネジメント:費用を見積もり予算を管理する領域で、分解された単位ごとに金額を積み上げていきます。関わりはきわめて深いものの、その分解そのものを作り出す手続をもつ領域ではありません。
- ウプロジェクト品質マネジメント:求められる水準を定め、それを保証し管理していく活動を扱う領域です。作業の洗い出しを土台として使うことはあっても、洗い出す手続を自分の側に抱えてはいません。
- エプロジェクトリスクマネジメント:起こりうる出来事を特定し、分析して対応を決めていく活動を扱う領域です。洗い出された作業の一覧を手掛かりにリスクを探すことはありますが、やはり受け取って使う立場になります。
この問題の用語
- WBS作業を階層的に細かく分けて、管理できる大きさにまとめた図です。順序関係を表す図ではなく、やることの範囲を漏れなく並べます。
- スコープそのプロジェクトでやること、やらないことの範囲を指します。範囲を漏れなく分けて並べたものがWBSになります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- リスクマネジメントリスクを見つけて分析し、対応を決めて見直し続ける一連の活動です。組織に合わせて作られることが、原則の一つに挙げられています。
出典:平成27年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問51
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問66:定額契約に関する問題(スコープ)
- 令和7年度 秋期 午前 問51:スコープに関する問題(WBS)
- 令和6年度 秋期 午前 問52:WBSの最下位のレベルの作業(WBS)
- 令和6年度 春期 午前 問40:リスク特定に関する問題(リスクマネジメント)
- 令和5年度 春期 午前 問54:デルファイ法の説明(リスクマネジメント)
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