平成26年度 春期 午前 問51
プロジェクトマネジメント
スコープに関する問題
PMBOK のプロジェクト統合マネジメントにおいて,プロジェクトスコープの拡張や縮小を行うのに必要なものはどれか。
- ア欠陥修正
- イ是正処置
- ウ変更要求
- エ予防処置
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✓ これが正解ウ変更要求
解説
決めた中身を変えに行くのはどれか、で選びます。
設問は、プロジェクトスコープの拡張や縮小を行うのに必要なものを選ばせています。四つの肢はどれも、うまくいっていない場面で持ち出される手当てですから、良さそうかどうかでは分かれません。効くのは、その手当てが何を動かすか、という一点です。動かす先を、決めた計画そのものと、計画からずれた実績との二列に分けて置いてみてください。スコープとは、そのプロジェクトで何をどこまでやるかという取り決めのことです。これを広げたり狭めたりするのは、取り決めそのものを書き換える行為ですから、計画の側を動かすものでなければ務まりません。適切な肢は変更要求です。変更要求は決められた手続きに掛けられ、承認されて初めて反映されます。勝手に広げてしまわないための関門になっているので、設問も必要なものという言い方をしています。要求を出した時点ではまだスコープは変わらない、という順序も押さえておいてください。残る三つは、どれも決めた内容はそのままにして、成果物や実績の側を計画に合わせにいくものです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア欠陥修正:欠陥修正は、出来上がったものが仕様どおりでなかったときに、その不具合を直すことです。やるべきことの範囲は初めから変わっていないので、広げたり狭めたりにはあたりません。
- イ是正処置:是正処置は、既に起きてしまったずれを計画の側へ引き戻すための手当てです。計画はそのままにして実績を合わせにいくので、取り決めの範囲そのものは動きません。
- エ予防処置:予防処置は、まだ起きていない問題が起きないように、先回りして打つ手当てです。こちらも守ろうとしているのは決めた計画のほうで、その計画を書き換えることではありません。
この問題の用語
- 是正処置不適合が起きたとき、その原因を取り除いて再発を防ぐ処置。目の前を直すだけの修正とは違い、原因まで戻って手を打ちます。
- スコープそのプロジェクトでやること、やらないことの範囲を指します。範囲を漏れなく分けて並べたものがWBSになります。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:平成26年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問51
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問66:定額契約に関する問題(スコープ)
- 令和7年度 秋期 午前 問51:スコープに関する問題(スコープ)
- 令和7年度 春期 午前 問51:プロジェクト憲章に関する問題(スコープ)
- 令和7年度 春期 午前 問50:スクラムに関する問題(スコープ)
- 令和5年度 秋期 午前 問55:是正処置の説明(是正処置)
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