平成23年度 特別 午前 問48
開発技術
ドライバ又はスタブの機能
テストで使用されるドライバ又はスタブの機能のうち,適切なものはどれか。
- アスタブは,テスト対象モジュールからの戻り値を表示・印刷する。
- イスタブは,テスト対象モジュールを呼び出すモジュールである。
- ウドライバは,テスト対象モジュールから呼び出されるモジュールである。
- エドライバは,テスト対象モジュールに引数を渡して呼び出す。
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✓ これが正解エドライバは,テスト対象モジュールに引数を渡して呼び出す。
解説
ドライバは上から呼び、スタブは下で呼ばれます。
モジュールを一つだけ取り出して試す段階では、その上にある呼び出し元も、下にある呼び出し先も、まだ出来上がっていないことがよくあります。そこで足りない側の代役を用意して、対象だけを動かせるようにします。上の代役がドライバで、下の代役がスタブです。この上下の絵を一つ描ければ、四つの記述はすべて片付きます。ドライバは対象を動かす側ですから、引数を渡して呼び出し、返ってきた値を受け取ります。正解の肢はまさにこの働きを述べています。スタブは対象から呼ばれる側ですから、呼ばれたときにあらかじめ決めておいた値を返します。どちらが必要になるかは、どちらが未完成かで決まります。上から順に作っていく進め方では下が足りないのでスタブが必要になり、下から順に作っていく進め方では上が足りないのでドライバが必要になります。前者はトップダウンテスト、後者はボトムアップテストと呼ばれます。覚え方としては、スタブという語がもともと切り株を指すことを思い出すと、地面の側、つまり下に残るものだと結び付けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アスタブは,テスト対象モジュールからの戻り…:戻り値を表示したり印刷したりするのは、呼び出した側の役目です。スタブは呼ばれる側ですから、ここでは主語が入れ替わっています。働きの説明そのものが誤っているわけではありません。
- イスタブは,テスト対象モジュールを呼び出す…:テスト対象を呼び出すのはドライバの役目です。スタブは対象から呼ばれる側ですから、呼ぶ役と呼ばれる役が反対に書かれています。
- ウドライバは,テスト対象モジュールから呼び…:テスト対象から呼び出される代役はスタブです。ドライバは対象より上に置かれて呼び出す側になりますから、こちらも上下の向きが反対に述べられています。
この問題の用語
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問48
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