平成23年度 秋期 午前 問33
データベース
元のデータベースと同じ内容の複製データベースをあらかじめ用意しておき,元のデータベースの更新に対し,非同期にその内容を複製データベースに反映する手法はどれか。
- ア2 相コミットメント
- イクラスタリング
- ウミラーリング
- エレプリケーション
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✓ これが正解エレプリケーション
解説
複製へ後から追いつかせる形の手法です。
設問は条件を三つ重ねています。同じ中身の複製をあらかじめ用意しておくこと、元が更新されたらその中身を複製へ反映すること、そして反映が非同期であることです。決め手になるのは三つ目です。同期という言い方は、元の更新が複製側の完了を待ってから確定することを指します。非同期はその逆で、元の更新は先に確定してしまい、複製へは後から追いついていきます。この違いは、得るものと失うものの組で覚えると迷いません。待たないぶん元の側の応答は速く、遠く離れた場所にも複製を置けます。その代わり、追いつくまでの間は複製の中身が少し古く、両者が一時的に食い違います。参照だけの処理を複製側へ回して負荷を分ける、という使い方はこの性質の上に成り立っています。以上の形にあたる手法がレプリケーションです。四つの語を読み分ける軸は二つになります。反映が同期なのか非同期なのか、そして複製を作る話なのか、それとも別の目的の構成や手順なのかという点です。複数の装置をまとめて一台のように見せる構成や、複数の相手に一斉に確定させる手順は、いずれも複製へ非同期に追いつかせるという形には当てはまりません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア2 相コミットメント:複数のデータベースに準備の可否を問い、全員がそろってから一斉に確定させる手順です。全員を待ち合わせる形なので、待たずに後から追いつくという条件にそのまま反します。
- イクラスタリング:複数のコンピュータをまとめて一台のように扱う構成を指す語です。可用性や処理能力を高めるための組み立て方であって、複製へ中身を反映する手法の名前ではありません。
- ウミラーリング:同じ中身を二つの装置へ同時に書き込む形です。複製を持つという点は重なりますが、書き込みが終わるのを待ってから先へ進むので、後から追いつく形とは分かれます。
この問題の用語
- ミラーリング複数台のディスクに同じデータを書き込み、1台が壊れても続けられる方式です。前日の状態へ戻す用途には向かず、バックアップとは目的が違います。
- クラスタリング似ているもの同士を自動でまとめ、集まりを見つける手法です。大量のデータから新しい傾向を導き出すときに使います。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33
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