令和7年度 北海道 午前 問38
主な医薬品とその作用
ビタミンB12に関する問題
貧血用薬の配合成分に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句として正しいものはどれか。なお、( )内はすべて同じ字句が入る。
( )は、ビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸( )が配合されている場合がある。
- 1銅
- 2コバルト
- 3マンガン
- 4鉄
- 5カリウム
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✓ これが正解2コバルト
解説
空欄はコバルト。ビタミンB12の構成成分で造血機能を高める
手引き第3章の貧血用薬(鉄製剤)の項で、鉄以外に配合される金属成分の目的を問う穴埋めです。空欄にはすべて同じ語が入ります。
空欄に入るのはコバルトです。コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸コバルトが配合されている場合があります。
ほかの語も貧血用薬に関わるものがありますが、役割が違います。銅はヘモグロビンの産生過程で鉄の代謝や輸送に重要な役割をもつため、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、硫酸銅が配合されます。マンガンは糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸マンガンが配合されます。鉄は不足した鉄分を補う主成分そのもので、ビタミンB12の構成成分ではありません。カリウムは、手引きの貧血用薬の配合成分としては挙げられていません。
したがって、コバルトが正解です。ビタミンB12の中心にある金属はコバルト、と覚えておくと、銅やマンガンとの取り違えを防げます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1銅:銅はヘモグロビンがつくられる過程で鉄の代謝や運搬に関わり、補った鉄をヘモグロビンづくりに生かす目的で配合されます。ビタミンB12の構成成分ではないので空欄には入りません。
- 3マンガン:マンガンは、体が糖質や脂質、タンパク質を処理するときに働く酵素の材料になる金属で、エネルギーづくりを助けるために入れられます。空欄の役割とは違います。
- 4鉄:鉄は、不足した鉄分を補う貧血用薬の主成分そのものです。ビタミンB12を構成する成分ではないので、硫酸塩の形で骨髄の造血を高める目的として説明されるものには当たりません。
- 5カリウム:カリウムは、貧血用薬に入る金属としては手引きに出てこない語で、赤血球づくりに要るビタミンの成分でもないため、空欄には当てはまりません。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問38(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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