令和4年度 北海道 午後 問6
人体の働きと医薬品
活性型ビタミンDに関する問題
次の記述は、泌尿器系に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換される。
b 膀胱の出口にある膀胱括約筋が収縮すると、同時に膀胱壁の排尿筋が弛緩し、尿が尿道へと押し出される。
c 高齢者では、膀胱や尿道の括約筋の働きによって排尿を制御する機能が低下し、また、膀胱の容量が小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなる。
d 副腎髄質から分泌されるアルドステロンは、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。
- 1(a、b)
- 2(a、c)
- 3(b、d)
- 4(c、d)
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✓ これが正解2(a、c)
解説
aとcが正しい。排尿は括約筋が緩み排尿筋が収縮、アルドステロンは皮質
泌尿器系の働きは、手引き第2章の泌尿器系の項で判断します。排尿のときの筋肉の動きと、副腎の皮質と髄質が出すホルモンの区別がポイントです。
aは正しい記述です。食品から摂取された、あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換され、骨の形成や維持に働きます。bは誤りです。膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し、尿が尿道へ押し出されます。記述は収縮と弛緩が逆です。cは正しい記述です。高齢者では括約筋の働きによる排尿の制御機能が低下し、膀胱の容量も小さくなるため、尿失禁を起こしやすくなります。dは誤りです。アルドステロンは副腎皮質から分泌されるホルモンで、電解質と水分の排出調節を担います。副腎髄質から分泌されるのはアドレナリンなどです。
したがって、aとcを選ぶ組み合わせが正解です。出口が緩むと袋が縮む、と排尿の動きを一つの絵にして覚えるとよいでしょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1(a、b):aは正しいのですが、bは筋肉の動きが逆です。尿を出すときは膀胱括約筋が緩み、排尿筋が収縮します。高齢者の尿失禁を述べたcが正しいので、この組は違います。
- 3(b、d):bは膀胱括約筋と排尿筋の動きが逆で誤り、dはアルドステロンを副腎髄質から出るとしている点が誤りです。アルドステロンは副腎皮質ホルモンです。
- 4(c、d):cは正しい記述ですが、dは誤りです。アルドステロンを分泌するのは副腎皮質です。ビタミンDが腎臓で活性型に変わるというaも正しい内容です。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問6(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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