令和6年度 春期 午前Ⅱ 問9
マーケティング
ライフサイクルエクステンションの手法の例はどれか。
- ア自社にとっての新規市場に新製品を提供することによって,自社の延命を図る。
- イ新製品を高価格で設定することによって,短期の資金回収を図る。
- ウプロダクトライフサイクルの成熟期から衰退期にかけて,性能や品質の向上,機能やデザインの多様化などによって,売上高の維持,増大を図る。
- エプロダクトライフサイクルの導入期から成長期にかけて,広告宣伝費を投入することによって,製品の認知度向上を図る。
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✓ これが正解ウプロダクトライフサイクルの成熟期から衰退期にかけて,性能や品質の向上,機能やデザインの多様化などによって,売上高の維持,増大を図る。
解説
成熟期以降に改良や多様化で既存製品の寿命を延ばす手法です。
見分ける軸は、すでに成熟期を迎えた製品の寿命を延ばす手だてかどうかです。プロダクトライフサイクルは、製品が市場に出てから退くまでを、導入期、成長期、成熟期、衰退期に分けて捉える考え方です。成熟期に入ると需要の伸びが止まり、やがて衰退期に向かって売上が落ちていきます。ライフサイクルエクステンションは、その名のとおりライフサイクルを延長する取組です。成熟期から衰退期にかけて、性能や品質の改良、機能やデザインの多様化などによって、売上を維持したり再び伸ばしたりすることを狙います。延ばす対象が既存の製品の寿命であることと、手を打つ時期が成熟期以降であることの二点で判断します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア自社にとっての新規市場に新製品を提供する…:自社にとって新しい市場に新製品を投入するのは、製品と市場の両方を新しくする多角化の考え方です。既存製品の寿命を延ばすのではなく、新しい事業で企業そのものの成長を図る取組なので、この手法とは違います。
- イ新製品を高価格で設定することによって,短…:新製品に高い価格を付けて早い時期に資金を回収するのは、スキミングと呼ばれる価格戦略です。導入期の価格の付け方の話であり、成熟期以降に既存製品の寿命を延ばす手法ではありません。
- エプロダクトライフサイクルの導入期から成長…:導入期から成長期に広告宣伝費を投じて製品の認知度を高めるのは、製品を市場に広める段階での取組です。売上の伸びが止まる成熟期以降に手を打つものではないため、ライフサイクルの延長には当たりません。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問9
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