平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問3
業務プロセス
リエンジニアリングの特徴
マイケルハマーの提唱するリエンジニアリングの特徴はどれか。
- ア業務の非効率な部分を組織構造の視点から見直し,業務効率の向上と社員の意識改革を図る。
- イ顧客の満足度を高めることを主眼とし,最新の情報技術を用いて業務プロセスと組織を根本的に改革する。
- ウ最新の情報技術を用いて業務システムを開発することによって,組織をスリム化し,企業の競争力強化を図る。
- エボトムアップ方式で業務システムと組織の改革を図ることであり,社員全員参加型の生産性向上施策である。
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✓ これが正解イ顧客の満足度を高めることを主眼とし,最新の情報技術を用いて業務プロセスと組織を根本的に改革する。
解説
顧客満足を主眼に、情報技術を用いて業務プロセスと組織を根本から改革します。
マイケル・ハマーが提唱したリエンジニアリング(BPR)は、コスト、品質、サービス、スピードといった成果を大きく改善するために、業務プロセスを根本から考え直し、抜本的に設計し直すという考え方です。見分ける軸は三つあります。顧客の視点に立つこと、部分的な改善ではなく根本的な改革であること、そして情報技術を改革を可能にする手段として使うことです。正解の肢は、顧客の満足度を主眼に、情報技術を用いて業務プロセスと組織を根本的に改革するとしており、この三点がそろっています。組織構造や意識、システム開発、ボトムアップといった一部の要素だけを強調する肢は、全体像を捉えていません。業務プロセスを顧客起点で根本から作り直す、と一言で覚えておくと選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業務の非効率な部分を組織構造の視点から見…:組織構造の視点から非効率を見直し、社員の意識改革を図るという内容は、改革の切り口が組織に寄っています。リエンジニアリングが中心に置くのは業務プロセスの作り直しであり、顧客起点の視点も欠けています。
- ウ最新の情報技術を用いて業務システムを開発…:最新の情報技術で業務システムを開発することが主になっており、業務プロセスそのものを根本から見直す視点がありません。既存の業務をそのまま情報化しても、リエンジニアリングにはあたりません。
- エボトムアップ方式で業務システムと組織の改…:社員全員参加のボトムアップで生産性を上げる取組みは、現場の改善活動の考え方です。リエンジニアリングは、経営層が主導して業務プロセスを抜本的に作り直すトップダウンの改革とされます。
この問題の用語
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
- BPRいまのやり方を前提にせず、業務の進め方を根本から作り直すことです。高い目標を立てて、最上位の業務機能と組織の形から検討します。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:平成21年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問3
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問15:SoEに関する問題(業務プロセス)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問15:BIM/CIMの説明(業務プロセス)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問15:SoEに関する問題(業務プロセス)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問1:オープンデータに関する問題(業務プロセス)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問3:BIに関する問題(BPR)
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