平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問1
業務プロセス
プロセス改善に関する問題
IDEALによるプロセス改善の取組みにおいて,図のbに当てはまる説明はどれか。ここで,ア~エはa~dのいずれかに対応する。
IDEALの図:
┌────┐ ┌────┐ ┏━━━━┓
│開始│ → │ a │ → ┃ b ┃
└────┘ └────┘ ┗━━━━┛
↑ ↓
┌────┐ ┌────┐
│ d │ ← │ c │
└────┘ └────┘
- 開始 → a → b → c → d → a の順に矢印でつながり,a~d が循環する(b の箱は太枠)。
- ア解決策を作り,その先行評価・試行・展開を行う。
- イ改善活動の優先順位を設定し,具体的な改善計画を作成する。
- ウ活動を分析してその妥当性を確認し,次のサイクルの準備を行う。
- エ業務の現状を調査して可視化し,改善ポイントを明らかにする。
答えと解説を見る
✓ これが正解イ改善活動の優先順位を設定し,具体的な改善計画を作成する。
解説
bは優先順位を決めて具体的な改善計画を作る段階です。
IDEAL は、プロセス改善の取組みを、開始(Initiating)、診断(Diagnosing)、確立(Establishing)、行動(Acting)、学習(Learning)の五つの段階で進めるモデルで、名前はその頭文字です。図では開始の後に a、b、c、d が循環しているので、a が診断、b が確立、c が行動、d が学習に当たります。診断で現状を調べて改善点を明らかにした後、確立の段階で改善活動の優先順位を決め、具体的な改善計画を作ります。続く行動で解決策を作って試行・展開し、学習で結果を分析して次のサイクルに備えます。頭文字の順番どおりに、調べる、計画する、実行する、振り返る、と流れを追うと、各段階の中身を取り違えにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア解決策を作り,その先行評価・試行・展開を…:解決策を作り、先行評価や試行を経て展開するのは、計画を実際に動かす行動(Acting)の段階で、図の c に当たります。計画を立てる b の次に来る段階です。
- ウ活動を分析してその妥当性を確認し,次のサ…:活動を分析して妥当性を確かめ、次のサイクルの準備をするのは、学習(Learning)の段階で、図の d に当たります。サイクルの最後に位置し、再び a へ戻るための段階です。
- エ業務の現状を調査して可視化し,改善ポイン…:業務の現状を調査して可視化し、改善ポイントを明らかにするのは、診断(Diagnosing)の段階で、図の a に当たります。開始の直後に来る段階で、計画を作る b より前です。
この問題の用語
- 業務プロセス仕事の目的を果たすまでの一連の手順のこと。RPAなどを導入する前に、全体を見える形にして見直すことが大切とされます。
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- 可視化見えにくい状態や流れを、図や数値にして誰でも見える形にすることです。業務の見直しは、まずここから始めます。
出典:平成30年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問1
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問15:SoEに関する問題(業務プロセス)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14:APIエコノミーの事例(可視化)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問15:BIM/CIMの説明(業務プロセス)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問19:HEMSの説明(可視化)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問3:BIに関する問題(可視化)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)