令和7年度 春期 午前Ⅱ 問2
業務プロセス
ECRSに関する記述
業務改善をするときのフレームワークであるECRSに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- ア業務を簡素化することによって,担当作業者ごとの品質の差を無くしたり,ミスの防止につなげたりすることは,C(Combine)の視点である。
- イ作業工程順序や作業場所,担当作業者を入れ替えることによって,業務の効率向上を図ることは,S(Simplify)の視点である。
- ウ無駄な業務を排除していくことによって,事務工数を削減し,業務効率を上げることは,E(Eliminate)の視点である。
- エ類似している業務を統合していくことや,その逆に異なる属性を有する業務を分離することは,R(Rearrange)の視点である。
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✓ これが正解ウ無駄な業務を排除していくことによって,事務工数を削減し,業務効率を上げることは,E(Eliminate)の視点である。
解説
無駄な業務の排除はEliminateの視点で、組合せが正しいです。
ECRSは、業務改善を進めるときの四つの視点を、検討する順に並べた頭文字です。Eliminate(排除)、Combine(結合と分離)、Rearrange(入替え)、Simplify(簡素化)を表します。まずやめられる業務がないかを考え、次にまとめたり分けたりできないか、順序や場所や担当を入れ替えられないか、最後に単純にできないかと検討を進めます。見分ける軸は、記述された改善の内容が、四つの英単語のどの意味にあたるかです。無駄な業務をなくして事務工数を減らし、業務効率を上げるという記述は、排除を意味するEliminateにあたり、組合せが正しく対応しています。各記述の動詞を、英単語の意味と突き合わせると判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業務を簡素化することによって,担当作業者…:業務を簡素化して担当者ごとの品質の差をなくしたり、ミスを防いだりするのは、簡素化を意味するSimplifyの視点です。Combineは業務をまとめたり分けたりする視点なので、記述と視点の組合せがずれています。
- イ作業工程順序や作業場所,担当作業者を入れ…:作業の順序や場所、担当者を入れ替えて効率を上げるのは、入替えを意味するRearrangeの視点です。Simplifyは業務を単純にする視点であり、入れ替えることとは対応していません。
- エ類似している業務を統合していくことや,そ…:類似した業務の統合や、異なる属性をもつ業務の分離は、結合と分離を扱うCombineの視点です。Rearrangeは順序や場所などを入れ替える視点なので、記述との組合せが合っていません。
この問題の用語
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 工程仕事を進める順序と段取りのまとまりを指します。図表にして管理し、重要な期日や作業の順序、進み具合を目に見える形にします。
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問2
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