平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問4
サービスの運用
エージェントに関する問題
エージェント機能を利用した運用監視の例はどれか。
- アWWWサーバやFTPサーバなどのサーバが正常に稼働しているかどうかを調べるために,実際にそのサービスを利用して確認する。
- イ監視対象機器内の監視プログラムがリソースの使用状況を監視し,しきい値を超えたら監視サーバに通知する。
- ウ監視対象機器に対して監視サーバから定期的にpingコマンドを発行し,機器の死活を監視する。
- エメールサーバ上にウイルス対策ソフトを配置し,PCへのウイルス感染を防ぐ。
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✓ これが正解イ監視対象機器内の監視プログラムがリソースの使用状況を監視し,しきい値を超えたら監視サーバに通知する。
解説
監視対象機器の中に置いた監視プログラムが自ら状況を通知する方式です。
エージェント機能による監視とは、監視される機器の中にエージェントと呼ばれる監視用のプログラムを常駐させ、そのプログラムが機器の内部の状態を調べて監視サーバへ知らせる方式です。見分ける軸は、監視の担い手が監視対象の内側にいるか、外側から調べているかです。CPUやメモリ、ディスクなどリソースの使用状況を機器内のプログラムが見張り、しきい値を超えたときに監視サーバへ通知する記述は、この形そのものです。外から問い合わせるだけの監視は、対象にプログラムを置かなくても実施できます。監視用のプログラムが対象の中にあるかどうか、で見分けると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アWWWサーバやFTPサーバなどのサーバが…:WWWサーバやFTPサーバのサービスを外から実際に利用して応答を確かめる方法は、利用者と同じ立場で確認する監視です。監視対象の機器にプログラムを置く必要はなく、エージェントによる監視には当たりません。
- ウ監視対象機器に対して監視サーバから定期的…:監視サーバから定期的にpingを送り、応答の有無で死活を見る方法は、外側からの問い合わせだけで成り立ちます。対象機器の中で動く監視用のプログラムを使っていないので、エージェント機能の例ではありません。
- エメールサーバ上にウイルス対策ソフトを配置…:メールサーバにマルウェア対策ソフトを置いて感染を防ぐのは、マルウェアへの防御策です。機器の稼働状況やリソースを監視して知らせる運用監視の例ではなく、設問の問う場面と合いません。
この問題の用語
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
- ウイルスほかのプログラムに入り込んで増える、不正なプログラムです。単独で動くトロイの木馬や、自ら広がるワームとは区別されます。
出典:平成21年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4
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