第38回 問題5
医学概論
疾病の予防に関する次の組み合わせとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1がん検診 ― 一次予防
- 2減塩指導 ― 二次予防
- 3早期治療 ― 三次予防
- 4予防接種 ― 一次予防
- 5リハビリテーション ― 二次予防
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✓ これが正解4予防接種 ― 一次予防
解説
予防接種は、病気にかからないようにする一次予防にあたります。
疾病の予防は、段階によって三つに分けて考えます。一次予防は病気にかからないようにする取り組みで、健康増進(生活習慣の改善や健康教育)と特異的予防(予防接種など)を含みます。二次予防は病気を早期に発見し早期に治療する取り組みで、健康診断や各種の検診が代表です。三次予防は発病した後の重症化や再発の防止、機能の回復と社会復帰をめざす取り組みです。
予防接種は、感染症にかかる前に免疫をつけて、発病そのものを防ぐためのものです。したがって一次予防にあたり、この組み合わせが最も適切です。
ほかの組み合わせは、いずれも予防の段階が一つずれています。具体的な取り組みが、発病を防ぐためのものか、早く見つけて治すためのものか、発病後の生活を取り戻すためのものかを考えると、正しい段階を当てはめられます。
かからない(一次)・早く見つける(二次)・悪化させず社会に戻る(三次)、と目的で区別すると、具体例を当てはめやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1がん検診 ― 一次予防:がん検診は、まだ症状のない段階でがんを見つけ、早い時期の治療につなげるためのものです。発病そのものを防ぐ取り組みではないので、早期発見・早期治療の段階である二次予防にあたります。
- 2減塩指導 ― 二次予防:減塩指導は、食生活を見直して高血圧などの病気の発症を防ぐための健康教育です。病気を見つける段階ではなく、かかる前の生活習慣に働きかける段階なので、一次予防に含まれます。
- 3早期治療 ― 三次予防:早期治療は、検診などで早く見つけた病気をすぐに治療して進行を食い止める取り組みで、早期発見とひと続きの二次予防です。発病後の機能回復や社会復帰をめざす段階とは区別されます。
- 5リハビリテーション ― 二次予防:リハビリテーションは、発病後の機能障害の回復や再発・重症化の防止、社会復帰を目的とするもので、三次予防に位置づけられます。早期発見・早期治療の段階ではありません。
出典:第38回 社会福祉士国家試験(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)問題5。問題文と選択肢は原文のままです。解説は当サイト独自のもので、同センターとは関係ありません。
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