企業活動・会計財務|平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問50
CIOが果たすべき主要な役割はどれか。
- ✓ これが正解情報化戦略を立案するに当たって,経営戦略を支援するために,企業全体の情報資源への投資効果を最適化するプランを策定する。
- 情報システム開発・運用に関する状況を把握して,全社情報システムが最適に機能するように具体的に改善点を指示する。
- 情報システムが企業活動に対して健全に機能しているかどうかを監査することによって,情報システム部門にアドバイスを与える。
- 全社情報システムの最適な運営が行えるように,情報システムに関する問合せやトラブルに関する報告を受け,担当部門に具体的指示を与える。
解説
情報化戦略を立て、投資効果を最適化するのがCIOです。
CIOは、企業の情報化について経営の立場から責任を負う役員です。担うのは日々の運用への指示ではなく、経営戦略を実現するために情報をどう活かすのかという方針を描き、限りのある資金や人をどの領域へ振り向ければ会社全体として効果が最も大きくなるかを決めることです。情報化戦略を立案するに当たって、経営戦略を支援するために、企業全体の情報資源への投資効果を最適化するプランを策定するという記述が、この立場をそのまま述べたものです。ほかの三つは、部門の管理、独立した立場からの点検、利用者からの問合せへの対応で、いずれも会社全体の投資の配分を決める立場ではありません。会社全体を見て投資の配分を決める立場かどうかで見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 開発と運用の状況をつかんで具体的な改善点を指示する仕事は、情報システム部門を預かる管理者が担います。会社全体の資金の振り向け先を決める立場よりも、現場に近いところの役割です。
- 健全に機能しているかどうかを独立した立場から確かめ、助言する仕事は監査を担う側のものです。自ら方針を掲げて資金の配分を決める立場とは、切り離されていなければならない役目になります。
- 利用者からの問合せや障害の報告を受け止め、担当部門へ対応を振り分けるのは、日々の運用を回す窓口の役割です。経営の視点から情報化の方向を決める仕事とは、担う階層が異なります。
この問題に関係する言葉
- CIO情報化の戦略を立て、企業全体の情報資源への投資効果を最も高める役割の責任者です。日々の運用を指示したり監査したりする立場とは違います。
- 情報システム戦略情報システムをどう整えて経営に役立てるかを、全社の視点で定めた方針です。個々のシステムの改修計画よりも上位に置かれます。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問50
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