令和5年度 春期 午前Ⅱ 問12
ソフトウェア開発管理技術
スクラムに関する問題
スクラムを適用したアジャイル開発において,スクラムチームで,人,関係,プロセス及びツールの観点から,何がうまくいき,何がうまくいかなかったのかを議論し,プロセス改善を促進するアクティビティはどれか。
- アスプリントレトロスペクティブ
- イスプリントレビュー
- ウデイリースクラム
- エバックログリファインメント
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✓ これが正解アスプリントレトロスペクティブ
解説
仕事の進め方を振り返り改善するのはスプリントレトロスペクティブです。
見分ける軸は、そのイベントが何を点検し、何を改善するための場かです。スクラムのスプリントレトロスペクティブは、スプリントの最後に行う振り返りの場で、スクラムチームが、人、関係、プロセス、ツールの観点から、そのスプリントで何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを話し合います。その結果から、次のスプリントで進め方をどう改善するかを決めます。対象はプロダクトではなくチームの仕事の仕方です。ほかの語は、出来上がったプロダクトを確かめる場、日々の進み具合を確かめる場、バックログを整える活動です。プロダクトを見るならレビュー、仕事の仕方を見るならレトロスペクティブ、と点検の対象で区別すると迷いません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イスプリントレビュー:スプリントレビューは、スプリントで作り上げたプロダクトの成果を関係者に示し、今後に向けて何をすべきかを話し合う場です。点検する対象はプロダクトであり、チームの進め方の改善を話し合う場ではありません。
- ウデイリースクラム:デイリースクラムは、開発者が毎日短い時間で集まり、スプリントゴールへの進み具合を確かめ、その日の計画を調整する場です。日々の作業の調整が目的で、プロセス改善のための振り返りではありません。
- エバックログリファインメント:バックログリファインメントは、プロダクトバックログの項目を分割したり詳細を詰めたり、見積りを付けたりして整える活動です。今後の作業の準備であり、何がうまくいったかを振り返る場ではありません。
この問題の用語
- 改善悪いところを直して、より良い状態にすること。一度で終わらせず、計画・実行・評価・見直しを繰り返して続けるのが基本です。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
- ログいつ誰が何をしたかを、機器やソフトウェアが自動で残していく記録です。あとから出来事をたどれるので、事故の調査や不正の発見に使われます。
出典:令和5年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問12
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問18(ログ)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問10:カークパトリックモデルの問題(改善)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問10:FMEAの説明(改善)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問3:ウォークスルーに関する記述(レビュー)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問13:スクラムに関する問題(レビュー)
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