令和4年度 春期 午前Ⅱ 問1
ソフトウェア開発管理技術
アジャイルに関する問題
アジャイル開発の初期段階において,プロジェクトの目的,スコープなどに対する共通認識を得るために,あらかじめ設定されている設問と課題について関係者が集まって確認し合い,その成果を共有する手法はどれか。
- アアジャイルモデリング
- イインセプションデッキ
- ウプランニングポーカ
- エユーザストーリマッピング
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✓ これが正解イインセプションデッキ
解説
決まった問いに関係者で答え、目的や範囲の認識をそろえる手法です。
見分ける軸は、あらかじめ用意された設問に関係者が集まって答え合い、その成果を共有するという進め方です。インセプションデッキは、アジャイル開発の始まりの段階で、なぜこのプロジェクトをやるのか、何をやらないのか、といった決まった問いに関係者全員で答えていく手法です。答えた内容は資料にまとめられ、プロジェクトの目的やスコープについての共通認識として使われます。設問にある初期段階、あらかじめ設定された設問、成果の共有という三つの手掛かりが、そのまま当てはまります。立ち上げの時点で全員の向きをそろえる道具はインセプションデッキ、と結び付けて覚えておくと見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アアジャイルモデリング:アジャイルモデリングは、モデルを必要な分だけ軽く作り、開発の進行に合わせて育てていく考え方です。モデルの作り方に関する実践の集まりであり、決められた問いに関係者が答えて認識をそろえる手法とは対象が違います。
- ウプランニングポーカ:プランニングポーカは、ユーザストーリなどの作業量を、数字の書かれたカードを各自が一斉に出して見積もる手法です。見積りの値をそろえるための場であり、プロジェクトの目的やスコープの共通認識を作る手法ではありません。
- エユーザストーリマッピング:ユーザストーリマッピングは、利用者の行動の流れに沿ってユーザストーリを並べ、全体像とリリースの範囲を整理する手法です。並べる対象は機能の要求であり、あらかじめ決まった問いに答えて目的を確認し合う進め方とは違います。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- スコープそのプロジェクトでやること、やらないことの範囲を指します。範囲を漏れなく分けて並べたものがWBSになります。
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:ユースケース駆動開発の利点(プロジェクト)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問13:KPTに関する問題(プロジェクト)
- 平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問13:ユースケース駆動開発の利点(プロジェクト)
- 平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問6:構造化分析に関する問題(プロジェクト)
- 平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問13:BABOKの説明(スコープ)
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