平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問17
プロジェクトマネジメント
プログラムマネジメントの考え方
事業目標達成のためのプログラムマネジメントの考え方として,適切なものはどれか。
- ア活動全体を複数のプロジェクトの結合体と捉え,複数のプロジェクトの連携,統合,相互作用を通じて価値を高め,組織全体の戦略の実現を図る。
- イ個々のプロジェクト管理を更に細分化することによって,プロジェクトに必要な技術や確保すべき経営資源の明確化を図る。
- ウシステムの開発に使用するプログラム言語や開発手法を早期に検討することによって,開発リスクを低減し,投資効果の最大化を図る。
- エリスクを最小化するように支援する専門組織を設けることによって,組織全体のプロジェクトマネジメントの能力と品質の向上を図る。
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✓ これが正解ア活動全体を複数のプロジェクトの結合体と捉え,複数のプロジェクトの連携,統合,相互作用を通じて価値を高め,組織全体の戦略の実現を図る。
解説
複数のプロジェクトを連携・統合して、組織の戦略の実現を図ります。
プログラムマネジメントでいうプログラムは、プログラム言語のことではなく、共通の目的のために関連付けて運営される複数のプロジェクトの集まりのことです。個々のプロジェクトを別々に管理するだけでは得られない価値を、プロジェクトどうしの連携や統合、相互作用によって生み出し、事業目標や組織の戦略の実現を目指します。見分ける軸は、管理の対象が複数のプロジェクトのまとまりで、目的が組織の戦略にあるかどうかです。プログラムはプロジェクトの束、と言い換えると判別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ個々のプロジェクト管理を更に細分化するこ…:個々のプロジェクトの管理をさらに細かく分ける方向は、複数のプロジェクトを束ねて全体の価値を高めるプログラムマネジメントとは逆向きです。必要な技術や資源の明確化は、個別のプロジェクト計画の話です。
- ウシステムの開発に使用するプログラム言語や…:プログラムという語をプログラム言語と取り違えた説明です。言語や開発手法の早期検討は個別のシステム開発での技術的な判断であり、複数のプロジェクトを統合して戦略を実現する管理の考え方ではありません。
- エリスクを最小化するように支援する専門組織…:組織にプロジェクトを支援する専門部署を置き、マネジメントの能力や品質を高めるのは、PMOの説明です。支援のための組織の話であり、複数のプロジェクトを連携させて価値を生む考え方そのものではありません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- プログラム言語プログラムを書くための文法や記号の体系のこと。目的に合わせて多くの種類があり、Java、C、Pythonなどがよく使われます。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
- プロジェクトマネジメント期限のある一回限りの活動を目的どおりに終わらせるための管理。作業を分けて洗い出し、日程や費用や人の計画を立てて進めます。
出典:平成25年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問17
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:ユースケース駆動開発の利点(プロジェクト)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問16:パーソナルデータに関する問題(投資)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問6:デザインパターンの説明(プログラム言語)
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