平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問14
システム企画
システムの非機能要件となるもの
システムの非機能要件となるものはどれか。
- アシステム化を実現する業務の範囲
- イシステム内での情報(データ)の流れ
- ウシステムの操作性
- エ他システムとのインタフェースのレイアウト
答えと解説を見る
✓ これが正解ウシステムの操作性
解説
システムの操作性は、機能以外の品質を定める非機能要件です。
要件は、システムが何をするかを定める機能要件と、それをどの程度の品質で実現するかを定める非機能要件に分けられます。非機能要件には、性能、信頼性、セキュリティ、運用や保守のしやすさ、操作性などが含まれます。見分ける軸は、その項目が業務の中身や扱うデータを決めているのか、それとも使い勝手や性能のような品質の水準を決めているのかという点です。システムの操作性は、どの機能を備えるかではなく、その機能がどれだけ使いやすいかを表すので非機能要件に当たります。何をするかは機能、どれくらいうまくやるかは非機能と覚えておくと区別が付きます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アシステム化を実現する業務の範囲:システム化する業務の範囲は、どの業務をシステムに担わせるかという、システムが果たす仕事そのものを決める項目です。品質の水準ではなく対象の範囲を定めるので、機能要件の側に入ります。
- イシステム内での情報(データ)の流れ:システム内での情報の流れは、どのデータがどの処理を経てどこへ渡るかという、機能の中身を表すものです。処理の内容を定める項目なので、非機能要件ではなく機能要件として扱われます。
- エ他システムとのインタフェースのレイアウト:他システムとのインタフェースのレイアウトは、やり取りするデータの項目や並びを決めるもので、受け渡す内容そのものの定義です。品質の水準を定める項目ではないため、機能要件に分類されます。
この問題の用語
- 非機能要件性能や可用性など、どのように動くかを定めた要件のことです。半日以内に復旧するといった品質の条件が、これにあたります。
- 機能要件システムが何をするかを定めた、働きについての要件です。どれだけ速く安定して動くかという条件は、非機能要件になります。
出典:平成23年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問14
同じ用語が出る問題
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問2:機能要件を満たすために行う設計(非機能要件)
- 平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問16:非機能要件項目(非機能要件)
- 平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問16:前提となる要件定義作業(機能要件)
- 平成21年度 秋期 午前Ⅱ 問14:非機能要件に該当するもの(機能要件)
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)