第59回 午前 問33
理学療法評価学
SIASに含まれるの
SIASに含まれるのはどれか。
- 1意識障害
- 2異常知覚
- 3嚥下機能
- 4測定障害
- 5視空間認知
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✓ これが正解5視空間認知
解説
SIASには、視空間認知を調べる項目が含まれています。
SIAS(脳卒中機能障害評価法)は、脳卒中の患者の機能障害を、いくつもの側面からまとめて評価するために日本で作られた評価法です。麻痺側の上肢と下肢の運動機能、筋緊張、感覚、関節可動域、痛み、体幹の機能、視空間認知、言語機能、非麻痺側の機能という項目で構成され、多くの項目を0点から3点などの短い段階で採点します。
この中に、線分の真ん中に印をつけてもらう課題で、半側空間無視などの視空間認知の障害を調べる項目があります。そのため、選択肢の中でSIASに含まれるのは視空間認知です。運動麻痺だけでなく、高次脳機能の一部や非麻痺側の働きも含めて全体をとらえる点が、SIASの特徴です。
ほかの項目は、意識の状態、しびれなどの異常な感覚、飲み込み、手足の動きの距離の誤りで、SIASの評価項目には入っていません。感覚の項目は触覚と位置覚を調べるもので、異常知覚とは別です。覚え方は、SIASは運動、緊張、感覚、可動域、痛み、体幹、視空間、言語、非麻痺側の9つの側面、と並べて覚えることです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1意識障害:意識障害は、脳卒中の重症度を測るNIHSSなどには含まれますが、SIASの評価項目にはありません。SIASは、意識がある程度保たれた患者の機能障害を評価する仕組みです。
- 2異常知覚:SIASの感覚の項目は、触覚と位置覚がどの程度分かるかを調べるものです。しびれのような異常知覚の有無を評価する項目は含まれていません。
- 3嚥下機能:嚥下機能は、脳卒中で問題になる大切な機能ですが、SIASの評価項目には入っていません。飲み込みは、水飲みテストなどの別の検査で評価します。
- 4測定障害:測定障害は、手足を目標の位置で止められない小脳性の運動失調の症状です。NIHSSには運動失調の項目がありますが、SIASには測定障害を調べる項目はありません。
出典:第59回 理学療法士国家試験 午前(厚生労働省)問33(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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