令和7年度 秋期 午前Ⅱ 問24
企業活動
内部統制に関する問題
組織の日常的な業務活動に係るリスクであり,過失による誤入力,情報システムの障害,内部者の不正などによって損失が発生するリスクが当てはまるものどれか。
- アオペレーショナルリスク
- イ固有リスク
- ウ地政学的リスク
- エレピュテーションリスク
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✓ これが正解アオペレーショナルリスク
解説
日常業務の誤入力や障害、内部不正による損失はオペレーショナルリスクです。
オペレーショナルリスクは、日常の業務を進める中で、人の誤り、システムの障害、内部者の不正、業務手順の不備などによって損失が生じるリスクです。金融機関のリスク管理などで、市場の変動や取引先の信用に関わるリスクと並べて扱われる区分です。見分ける軸は、損失の原因が組織の業務の運営そのものにあるかどうかです。設問に並ぶ過失による誤入力、情報システムの障害、内部者の不正は、いずれも業務を遂行する過程で起きる事象なので、この区分に当てはまります。対策前のリスクの大きさ、国際情勢、評判の低下を軸にした区分は、捉え方が異なります。日々のオペレーションから生まれるリスク、と名前のとおりに覚えておくと見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ固有リスク:固有リスクは、内部統制などの対策を講じる前の段階で、そのものが本来持っているリスクを指す監査などの用語です。原因が日常業務にあるかどうかによる区分ではなく、設問の説明には当たりません。
- ウ地政学的リスク:地政学的リスクは、特定の地域の政治や軍事、社会の情勢が緊張することで、経済や事業に悪い影響が及ぶリスクです。原因が組織の外の国際情勢にあり、日常業務の誤りや障害、内部不正による損失とは異なります。
- エレピュテーションリスク:レピュテーションリスクは、悪い評判や風評が広がって信用やブランドの価値が下がり、損失が生じるリスクです。日常業務の誤りがきっかけになることはあっても、評判の低下を軸にした区分なので、設問の説明とは焦点が違います。
この問題の用語
- 内部統制不正やミスを防ぐため、承認や記録、点検といった手続きを業務そのものに組み込んでおく社内の仕組み。整備と運用の最終責任は経営者が負います。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
出典:令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問24
同じ用語が出る問題
- 令和3年度 秋期 午前Ⅱ 問19:フェールソフトに関する問題(情報システム)
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