セキュリティ|令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問90
ハードウェアなどに対して外部から不正に行われる内部データの改ざんや解読,取出しなどがされにくくなっている性質を表すものはどれか。
- 可用性
- 信頼性
- 責任追跡性
- ✓ これが正解耐タンパ性
解説
中身を暴かれにくく作ってある性質を耐タンパ性といいます。
耐タンパ性は、機器そのものを分解したり、信号を測ったりして中の情報を暴こうとする行いに対して、それがしにくいように作られている性質です。分解しようとすると中身が壊れて読めなくなる作りや、外からの測定では鍵が推し量れないような工夫が、これにあたります。通信の途中を守るだけでは、機器を手に取られた場面には届きません。現金を扱う機械や、鍵を収めている部品のように、物として攻める側の手に渡りうるものほど、この性質が求められます。タンパは、勝手にいじるという意味の言葉です。守る対象が、通信の途中ではなく機器そのものである点が特徴です。鍵を内側に閉じ込めておくことで、盗まれても中身を取り出せないようにします。持ち出される前提で作るという考え方です。よって最も適切なのは耐タンパ性です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 可用性は、必要なときに滞りなく使えるという性質です。止まらないことを問うものであり、中の情報を暴かれにくいかどうかとは別の軸を見ています。分解への強さを表す言葉ではありません。止まるか止まらないかを見ている性質です。
- 信頼性は、意図したとおりに動き続けるという性質です。壊れにくさや誤りの少なさを問うものであり、外から中身を取り出そうとする行いへの強さを指すものではありません。守る相手が違います。壊れにくさや誤りの少なさを見ています。
- 責任追跡性は、誰が何をしたかを後から追えるという性質です。記録を残しておくことで成り立つもので、起きたことを確かめる側の性質にあたります。物として暴かれにくいかどうかとは関わりません。後から追えるかどうかの性質です。
この問題に関係する言葉
- 耐タンパ性
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。機密性・完全性と並ぶ、情報セキュリティの三つの性質の一つです。
- 信頼性意図した動きと実際の結果が食い違わない度合い。情報セキュリティでは一貫しているという特性、機器ではRASISのRとして壊れにくさを指します。
- 責任追跡性ある行いが誰によるものかを、後からたどれるという特性です。主張するとおりのものであることを指す真正性とは別のものです。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問90
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