ITパスポート 令和2年度 10月 特別措置試験 問66
セキュリティ
バイオメトリクス認証に関する問題
バイオメトリクス認証で利用する身体的特徴に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。
バイオメトリクス認証における本人の身体的特徴としては, a が難しく, b が小さいものが優れている。
| a | b | |
|---|---|---|
| ア | 偽造 | 経年変化 |
| イ | 偽造 | 個人差 |
| ウ | 判別 | 経年変化 |
| エ | 判別 | 個人差 |
- ア 偽造 経年変化
- イ 偽造 個人差
- ウ 判別 経年変化
- エ 判別 個人差
答えと解説
✓ これが正解ア 偽造 経年変化
解説
偽造が難しく、経年変化が小さい特徴ほど認証に向いています。
バイオメトリクス認証は、指紋や顔、虹彩、静脈といった身体の特徴を、鍵の代わりに使う利用者認証の方法です。どの特徴が向いているかは、二つの向きから見ます。一つは、他人がまねて作れないこと、つまり偽造が難しいことです。作れてしまえば鍵を複製されたのと同じことになり、仕組み全体が意味を失います。もう一つは、時が経っても変わりにくいこと、つまり経年変化が小さいことです。年月とともに特徴が動いてしまうと、本人なのに認められない事態が増えてしまいます。なお個人差は、大きいほど他人と取り違えにくくなるので、小さいことを求めるものではありません。どちらの向きも、鍵として使い続けられるかどうかを問うています。片方だけを満たしても実用には向きません。よって最も適切なのは、aが偽造、bが経年変化という組合せです。
ほかの選択肢の解説
- イ 偽造 個人差:aは当たっていますが、bが逆を向いています。人によってばらつきが大きいほど、別人と取り違える見込みは下がります。小さいことを望ましいとしてしまうと、誰でも通ってしまう仕組みになりかねません。ばらつきの大きさは、望ましい向きを取り違えています。
- ウ 判別 経年変化:aが逆を向いています。読み取った特徴を見分けること自体は、易しいほうが望ましく、難しさを求めるものではありません。見分けにくい特徴を選べば、本人が何度も拒まれることになります。見分けやすさは、むしろ求めるべき性質にあたります。
- エ 判別 個人差:aもbも逆を向いています。見分けることは易しいほうがよく、人ごとのばらつきは大きいほうがよいので、どちらの向きも望ましい条件とは反対のことを言っています。二つとも向きが反対を指しています。
関連用語
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験(特別措置試験) 問66(改変:原典の図表をテキストに書き起こした)
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和6年度 問89:
バイオメトリクスに 関する 問題 (利用者認証) - 令和4年度 問82:
二要素認証に 関する 問題 (利用者認証) - 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問86:
二要素認証の 説明 (利用者認証) - 平成30年度 秋期 (特別措置試験) 問90:
バイオメトリクス 認証の 例 (利用者認証) - 平成30年度 秋期 (特別措置試験) 問68:
リスクアセスメントの 説明 (利用者認証)
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