セキュリティ|平成30年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問69
電子メールで使用されるS/MIMEの説明として,適切なものはどれか。
- Webサイト上で電子メールの送受信を行うことで,利用者がWebブラウザから利用できるサービスである。
- ✓ これが正解電子証明書を使用して,メールソフト間で電子メールを安全に送受信するための規格である。
- メールサーバ間で電子メールを転送するためのプロトコルである。
- メールソフトが電子メールを受信するためのプロトコルである。
解説
証明書を使い、メールを安全にやり取りするための決まりです。
この問題は、四つの説明のうち三つが別のものの説明になっている形です。まず、聞かれているものの役割を押さえます。差出人が本人であることを示し、途中で読まれないようにしてやり取りするための決まりで、そのために電子証明書を使います。鍵になるのは証明書という言葉で、これを含む説明は一つしかありません。残りの三つは、いずれも正しい説明ですが、別のものを指しています。閲覧の画面から送受信を行う使い方の説明、配達する側の機器どうしが受け渡すときの決まりの説明、手元の道具が受け取りにいくときの決まりの説明です。どれも中身は間違っていないので、変かどうかでは選べません。四つとも正しい説明が並ぶときは、内容の正しさではなく、聞かれている名前と結び付くかどうかで選びます。名前と説明の対応表を作る気持ちで読みます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 閲覧の画面から送受信する使い方の説明です。どこから使うかという形を言っているだけで、証明書を使って安全にやり取りする仕組みの話ではありません。説明としては正しくても、聞かれているものとは別のものを指しています。使い方の名前が別にあります。
- 配達する側の機器どうしが受け渡すときの決まりの説明です。運ぶ経路についての取り決めであって、証明書を使って中身を守る仕組みではありません。役割の層が違うので、聞かれているものとは結び付きません。運ぶ側の話です。
- 手元の道具が受け取りにいくときの決まりの説明です。これも運び方についての取り決めで、差出人を示したり中身を隠したりする働きは持ちません。正しい説明ですが、別のものを指しています。受け取る側の話で層が違います。
この問題に関係する言葉
- 公開鍵基盤鍵と証明書を発行し、期限切れや失効まで面倒を見る仕組み全体。証明書を信じてよい根拠は、この土台があることです。
- サーバ証明書そのサーバが本物だと示すためのデジタル証明書。ブラウザはこれを見て、つないだ先が偽のサイトでないかを判断します。
- S/MIME電子メールの本文を暗号化し、署名で送信者と改ざんの有無も確かめられる方式です。メールサーバへのログイン認証やIPsecとは役割が違います。
- 電子証明書公開鍵が誰のものかを、第三者が保証する電子的な証明書です。署名した時点が有効期間の中にあることまで確かめます。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問69
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