ITパスポート 平成25年度 春期 特別措置試験 問30
システム戦略
情報システムに蓄積されたデータを分析し,業務に活用することを目標としているが,社員の経験不足のために進んでいない。目標の実現に向けての優先度の高い取組みとして,最も適切なものはどれか。
- ア 分析に用いる高機能の PC を各部署に1台設置する。
- イ 分析に利用可能なデータの提供時期を早める。
- ウ 分析に利用するソフトウェアの性能を向上させる。
- エ 分析の代表事例と分析用テンプレートを提供する。
答えと解説
✓ これが正解エ 分析の代表事例と分析用テンプレートを提供する。
解説
設問が原因を名指ししているなら、そこへ当てる手を選びます。
設問は、進んでいない理由を経験の不足だと名指ししているので、手当ては経験の代わりになるものを配ることです。代表となる例と分析のテンプレートを渡せば、真似から始められます。したがって、事例とひな形を配ると述べた選択肢が正解で、こういうときはこう見る、という道筋が手元に残ります。性能の高い機を各部署へ置く選択肢は設備の話で、速さで困っているとは設問に書かれていません。材料の届く時期を早める選択肢も物の側の手当てで、届くのが遅いという困りごとも見当たりません。扱う道具を速くする選択肢も、やはり設備の側です。三つの誤りは機械と材料という物の側に手を入れていますが、人の問題には教育や手本といった人への手当てが効果的です。どれも無駄ではありませんが、効果の大きい順の先頭ではありません。
ほかの選択肢の解説
- ア 分析に用いる高機能の PC を各部署に1台設置する。:高い性能の機械を各部署へ置くとしています。道具そのものを強くする手当てで、人の側には届かず、名指しされた原因に合いません。処理の速さを問われたなら、こちらが効果的です。
- イ 分析に利用可能なデータの提供時期を早める。:データが届く時期を早めるとしています。扱う材料の側に手を入れる手当てで、読み解く力までは育たず、こちらも原因の外にあります。鮮度を問われたなら、こちらが効果的です。
- ウ 分析に利用するソフトウェアの性能を向上させる。:扱う道具の性能を上げるとしています。これも機械の側を強くする手当てで、使いこなす力とは別の話です。重くて動かないとは述べられておらず、処理の重さを問われたなら、こちらが効果的です。
関連用語
- 情報
システム 業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問30
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