ITパスポート 平成23年度 秋期 問80
セキュリティ
可用性に関する問題
情報セキュリティにおける “可用性” の説明として,適切なものはどれか。
- ア システムの動作と出力結果が意図したものであること
- イ 情報が正確であり,改ざんされたり破壊されたりしていないこと
- ウ 認められた利用者が,必要なときに情報にアクセスできること
- エ 認められていないプロセスに対して,情報を非公開にすること
答えと解説
✓ これが正解ウ 認められた利用者が,必要なときに情報にアクセスできること
解説
認められた人が必要なときに使えることを、可用性と呼びます。
情報セキュリティの要素は、主に三つで語られます。認められた人が必要なときに情報にアクセスできることが可用性、情報が正しく保たれていることが完全性、認められない相手へ情報を開かないことが機密性です。設問が問うのは可用性なので、必要なときにアクセスできると述べた選択肢が正解です。動作と出力結果が意図したとおりという選択肢は、三つの要素に加えて語られる信頼性の説明です。改ざんや破壊が無いという選択肢は、正しさを保つ側の完全性に該当します。認められないプロセスに情報を非公開にするという選択肢は、機密性に該当します。三つともアクセスできるかどうかを表してはいません。アクセスできるかが可用性の要点で、残る二つは別の要素です。シラバスも、機密性・完全性・可用性などをセキュリティの項目として並べています。
ほかの選択肢の解説
- ア システムの動作と出力結果が意図したものであること:信頼性を述べた選択肢です。動作と出力結果が意図したとおりかを見る特性で、安心して運用するうえで必要です。しかしアクセスできるかどうかではなく、見ている先が違います。
- イ 情報が正確であり,改ざんされたり破壊されたりしていないこと:完全性を述べた選択肢です。情報が改ざんや破壊を受けず正しく保たれているかを見る、情報を信頼するうえで欠かせない要素です。しかし三要素のうち、正しさを扱う別の要素です。
- エ 認められていないプロセスに対して,情報を非公開にすること:機密性を述べた選択肢です。認められない相手へ情報を漏らさないようにする、守りの要となる要素です。しかし三要素のうち秘密を守る別の要素で、アクセスできるかどうかではありません。
関連用語
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。
- 情報
セキュリティ 情報について守りたい性質を、機密性・完全性・可用性の三つに分けて考える取り組みです。 - 改ざん保管や送信の途中で、内容を許されずに書き換えること。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問80
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
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