ITパスポート 平成23年度 秋期 問13
システム戦略
可用性に関する問題
外部のストレージサービスの利用を検討している。可用性の観点でサービスを評価する項目として,適切なものはどれか。
- ア 緊急のメンテナンスに伴うサービスの計画外の停止時間
- イ サービス利用の際のユーザインタフェースの分かりやすさ
- ウ 保管データや利用者に対するアクセス権の設定の自由度
- エ 利用するストレージの単位容量当たりの費用
答えと解説
✓ これが正解ア 緊急のメンテナンスに伴うサービスの計画外の停止時間
解説
可用性は使えるかどうかなので、止まった時間を測ります。
情報セキュリティの特性は三つに分けて並べられ、見られないようにするのが機密性、書き換えを許さないのが完全性、使いたいときに使えるのが可用性です。設問が問うのは可用性の観点なので、測るのは止まっている時間です。緊急のメンテナンスに伴う計画外の停止時間を挙げた選択肢が正解です。ユーザインタフェースの分かりやすさを挙げた選択肢は使いやすさ(ユーザビリティ)の話、アクセス権の設定の自由度を挙げた選択肢は機密性の話、単位容量当たりの費用を挙げた選択肢はコストの話です。三つとも、止まっている時間を測ってはいません。四つの選択肢が四つの観点に一つずつ対応しているので、どの観点の項目かを言い当てれば決まります。シラバスも、機密性・完全性・可用性をセキュリティの用語として挙げています。
ほかの選択肢の解説
- イ サービス利用の際のユーザインタフェースの分かりやすさ:ユーザインタフェースの分かりやすさは、使いやすさ(ユーザビリティ)の項目です。迷わず使えるかどうかを測ります。使う人の手間を減らすうえで、確かに必要な観点です。ところが止まっている時間は測っていません。見る先が違います。
- ウ 保管データや利用者に対するアクセス権の設定の自由度:アクセス権の設定の自由度は、機密性に関わる項目です。誰にどこまで見せるかを、細かく決められます。漏えいを防ぐうえで、大切な備えです。けれども使えるかどうかの話ではありません。当てる観点が別です。
- エ 利用するストレージの単位容量当たりの費用:単位容量当たりの費用は、コストの項目です。どれだけ安く預けられるかを測ります。選ぶうえで、確かに欠かせない観点です。ところが止まっている時間とは関わりません。お金の観点で、軸がまるで別です。
関連用語
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。
- ストレージデータを保存しておく装置のことで、内蔵のディスクなどを指します。
- アクセス
権 誰がどの情報に対して何をしてよいか(参照だけか、書き換えもできるか)を定めた許可。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問13
解説は当サイト独自のもので、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)とは関係ありません。
関連問題
- 令和8年度 問77:
認証に 関する 問題 (可用性) - 令和8年度 問48:
インシデント 管理に 関する 問題 (ストレージ) - 令和6年度 問77:
アクセス 制御に 関する 問題 (アクセス 権) - 令和7年度 問88:
“物理的 セキュリティ 対策”の 例 (アクセス 権) - 令和2年度 10月 (特別措置試験) 問19:
ディープラーニングに 関する 問題 (ストレージ)
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