第112回 午後 問8
公衆衛生看護活動展開論
発達段階と歯の形成・萌出の特徴との組合せで正しいのはどれか。
- 1乳児期 ―― 歯牙の形成
- 2幼児期 ―― 乳前歯の萌出
- 3学童期 ―― 乳歯から永久歯への生えかわり
- 4成人期 ―― 第2大臼歯の萌出
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✓ これが正解3学童期 ―― 乳歯から永久歯への生えかわり
解説
学童期は乳歯から永久歯へ生えかわる時期です。
歯の発達は、歯のもとがつくられる形成の時期、口の中に歯が出てくる萌出の時期、乳歯が抜けて永久歯に置きかわる交換の時期に分けて考えます。乳歯のもとは胎児期のうちにつくられ始め、生まれた後の乳児期に前歯から生え始めて、幼児期のうちに乳歯がそろいます。その後、学童期に入るころから乳歯が順に抜け、永久歯へと生えかわっていきます。
このため、学童期と乳歯から永久歯への生えかわりの組合せが合っています。乳児期は歯の形成ではなく萌出が始まる時期、乳前歯の萌出は幼児期ではなく乳児期の出来事、第2大臼歯は学童期の終わりから思春期にかけて生える永久歯で、12歳臼歯とも呼ばれ、成人期の特徴ではありません。
したがって、学童期と生えかわりの組合せが正しい選択肢です。歯科保健では、形成は胎児期、萌出の開始は乳児期、生えかわりは学童期という流れで、時期と出来事を対応させて覚えると整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1乳児期 ―― 歯牙の形成:歯のもとがつくられる形成は、生まれる前の胎児期から始まっています。乳児期は、すでにできている乳歯が口の中に生え始める時期であり、形成と結びつけるのは時期がずれています。
- 2幼児期 ―― 乳前歯の萌出:乳歯の前歯は、生後の乳児期のうちに生え始めるのが一般的です。幼児期は乳歯の奥歯までが生えそろっていく時期であり、乳前歯の萌出を幼児期の特徴とするのは早さを取り違えています。
- 4成人期 ―― 第2大臼歯の萌出:奥から2番目の大きな永久歯が口の中に出てくるのは、小学校の高学年から中学生のころです。大人になってからの時期は、歯が生えそろった後にあたるため、萌出の時期として結びつけるのは誤りです。
出典:第112回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問8(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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