第112回 午前 問17
公衆衛生看護管理論
A市では新しい健康づくり計画と計画に基づく事業経過をホームページに掲載し、市の方針を明確にしている。この活動の目的はどれか。
- 1モニタリング
- 2アカウンタビリティ
- 3パブリックコメント
- 4リスクコミュニケーション
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✓ これが正解2アカウンタビリティ
解説
計画や事業経過を公表して方針を示すのはアカウンタビリティです。
アカウンタビリティとは、行政などの組織が、自らの方針や活動の内容、その結果について、住民に説明する責任のことで、説明責任と訳されます。税金を使って事業を行う自治体は、何を目指し、どのように取り組み、どんな結果になったかを住民に明らかにすることが求められます。
A市は新しい健康づくり計画と、その計画に基づく事業の経過をホームページに掲載し、市の方針を明確にしています。計画を立てたことだけでなく、事業の進み具合まで住民に示している点は、説明責任を果たす活動にあたります。事業の進行を継続的に確かめるモニタリングや、計画の案に住民の意見を求めるパブリックコメント、リスクについて関係者が情報や意見を交換するリスクコミュニケーションとは目的が違います。
したがって、この活動の目的はアカウンタビリティです。住民に向けて結果や方針を説明するならアカウンタビリティ、住民から意見を集めるならパブリックコメント、と情報の向きで見分けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1モニタリング:モニタリングは、事業や計画の進み具合を継続的に確かめ、必要に応じて修正するための監視の活動です。住民に向けて方針を明らかにすることが目的ではないため、当てはまりません。
- 3パブリックコメント:パブリックコメントは、計画や規則を決める前に案を公表し、住民から意見を募る手続きです。A市はすでに決めた計画と事業経過を示しており、意見を求める段階ではありません。
- 4リスクコミュニケーション:リスクコミュニケーションは、健康や環境のリスクについて、行政や専門家と住民などが情報や意見を交わし、理解を深める取り組みです。健康づくり計画の公表とは目的が異なります。
出典:第112回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問17(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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