第111回 午前 問33
公衆衛生看護管理論
健康増進計画に関する問題
A市では健康増進計画を策定するにあたり、住民の意見を反映させることとなった。用いる方法で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 1フォトボイス
- 2モニタリング
- 3マスターテーブル
- 4コミュニティワーク
- 5タウンミーティング
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✓ これが正解1フォトボイス
✓ これが正解5タウンミーティング
解説
住民の意見の反映には、フォトボイスとタウンミーティングが適します。
健康増進計画は、健康増進法に基づいて市町村が策定に努める計画で、住民の健康課題やニーズを反映させることが大切です。住民の意見を集めるには、住民が自分の言葉や表現で考えを示せ、行政と直接やりとりできる参加型の方法が適しています。
フォトボイスは、住民自身が身の回りの健康に関わる場面を写真に撮り、その写真をもとに思いや課題を語り合う参加型の手法です。言葉だけでは表しにくい生活の実感を、行政や関係者に伝えることができます。タウンミーティングは、行政と住民が直接対話する集会で、計画の方向性について住民の意見を広く聞く場になります。したがって、フォトボイスとタウンミーティングの2つが適切な方法です。
住民の意見を引き出す方法か、計画や事業の進み具合を確かめる方法か、地域づくりの援助の考え方か、と目的の違いで分けると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2モニタリング:モニタリングは、計画や事業が予定どおり進んでいるか、指標がどう変化しているかを継続して確かめる手法です。計画の進捗の管理に使うもので、策定の段階で住民の意見を集める方法ではありません。
- 3マスターテーブル:マスターテーブルは、一般に、調査などで集めたデータを対象者ごとに一覧にまとめた集計の基になる表を指す語です。住民が意見を述べたり行政と対話したりする参加の手法ではありません。住民の声を計画に取り入れる方法としては当てはまりません。
- 4コミュニティワーク:コミュニティワークは、住民が地域の課題に主体的に取り組めるよう、組織化などを支える援助の方法論です。地域づくりの考え方であり、計画策定の場で住民の意見を聞く具体的な手法とは異なります。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問33(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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