第111回 午前 問34
公衆衛生看護活動展開論
労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1保健師が事業場の安全衛生計画を策定する。
- 2衛生委員会が事業場の安全衛生方針を表明する。
- 3請負関係を除いた事業場を1つの単位として実施する。
- 4事業者が労働者の協力の下に安全衛生活動を実施する。
- 5事業場における自主的な安全衛生活動の促進を目指す。
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✓ これが正解4事業者が労働者の協力の下に安全衛生活動を実施する。
✓ これが正解5事業場における自主的な安全衛生活動の促進を目指す。
解説
事業者が労働者の協力の下で自主的な安全衛生活動を進める指針です。
労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(平成11年労働省告示第53号)は、事業者が計画、実施、評価、改善の一連の過程を定め、安全衛生管理を継続的に行う仕組みを示したものです。法令で定められた個々の措置にとどまらず、事業場の実情に合わせた自主的な取り組みを促す点に特徴があります。
指針の第1条は、事業者が労働者の協力の下に一連の過程を定めて継続的に行う自主的な安全衛生活動を促進することにより、労働災害の防止を図ることなどを目的としています。したがって、事業者が労働者の協力の下に安全衛生活動を実施するという記述と、事業場における自主的な安全衛生活動の促進を目指すという記述の2つが正しいものです。
この指針では、方針を表明するのも計画を作成するのも事業者であり、主体は一貫して事業者です。誰が主体か、どこまでを含めて実施するかに注目すると、各記述を見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1保健師が事業場の安全衛生計画を策定する。:指針では、安全衛生計画は事業者が安全衛生目標を達成するために作成するとされています。保健師は計画づくりに専門的な立場から協力できますが、策定の主体ではありません。
- 2衛生委員会が事業場の安全衛生方針を表明する。:安全衛生方針を表明し、労働者や関係請負人に周知させるのは事業者の役割とされています。衛生委員会は労働者の意見を聞く場として関わりますが、方針を表明する立場ではありません。
- 3請負関係を除いた事業場を1つの単位として実施する。:指針は事業場を一の単位として実施することを基本としつつ、建設業では請負契約の関係にある事業場も併せて一の単位とすることを基本としています。請負関係を除くという記述は合いません。
出典:第111回 保健師国家試験 午前(厚生労働省)問34(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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