第109回 午後 問35
保健医療福祉行政論
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉に統合され廃止された法律はどれか。2つ選べ。
- 1後天性免疫不全症候群の予防に関する法律
- 2トラホーム予防法
- 3狂犬病予防法
- 4結核予防法
- 5らい予防法
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✓ これが正解1後天性免疫不全症候群の予防に関する法律
✓ これが正解4結核予防法
解説
感染症法に統合され廃止されたのは、エイズ予防法と結核予防法です。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)は、それまで病気ごとに分かれていた法律をまとめ、患者の人権に配慮した仕組みにするためにつくられた法律です。判断の軸は、どの法律が感染症法に統合されて廃止されたかです。
感染症法の制定時の附則第3条は、伝染病予防法、性病予防法、後天性免疫不全症候群の予防に関する法律の3つを廃止すると定めました。後天性免疫不全症候群の予防に関する法律(エイズ予防法)は、このとき感染症法に統合されて廃止されています。また結核予防法は、その後の感染症法の改正で、結核が感染症法の二類感染症として扱われることになり、感染症法に統合されて廃止されました。この2つが正解です。
ほかの法律は事情が違います。狂犬病予防法は動物の対策も含む法律として今も効力があります。トラホーム予防法とらい予防法は、感染症法とは別の経緯で廃止されたもので、感染症法に統合されたわけではありません。感染症法の制定時に3つ、のちに結核予防法、と覚えておくと整理しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2トラホーム予防法:トラホーム予防法は、トラコーマの患者が大きく減ったことなどから、感染症法とは別の経緯で廃止された法律です。感染症法の制定時の附則で廃止された法律には含まれず、統合の対象ではありません。
- 3狂犬病予防法:狂犬病予防法は、犬の登録や予防注射など動物の対策も含む法律で、廃止されずに今も効力があります。感染症法に統合された法律ではないため誤りです。
- 5らい予防法:らい予防法は、強制的な隔離などの人権上の問題を反省して、その廃止のための法律によって廃止されました。感染症法とは別の経緯で廃止されたもので、感染症法に統合されたわけではありません。
出典:第109回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問35(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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