第111回 午後 問15
保健医療福祉行政論
社会保障給付費で正しいの
日本の令和2年度(2020年度)の社会保障給付費で正しいのはどれか。
- 1財源は公費負担が最も多い。
- 2部門別社会保障給付費は医療が最も多い。
- 3児童・家族関係の給付費の割合が最も高い。
- 4社会保障給付費の総額は130兆円を超えている。
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✓ これが正解4社会保障給付費の総額は130兆円を超えている。
解説
令和2年度の社会保障給付費の総額は約132.2兆円で、130兆円を超えました。
社会保障給付費は、年金・医療・福祉などの社会保障制度から国民に給付された費用の総額で、国立社会保障・人口問題研究所が社会保障費用統計として年度ごとに公表しています。設問が指定する令和2年度(2020年度)の値では、総額は132兆2,211億円で、130兆円を超えていました。
部門別では、年金が55兆6,336億円(42.1%)で最も多く、医療は42兆7,193億円(32.3%)、福祉その他は33兆8,682億円(25.6%)でした。財源では社会保険料が73兆5,410億円(収入総額の39.8%)で最も多く、公費負担は58兆9,527億円(31.9%)でした。日本の社会保障は保険料を中心とする社会保険の仕組みが柱で、給付の多くは高齢者向けの年金や医療が占めています。
部門別は年金>医療>福祉その他、財源は社会保険料>公費負担、という2つの順位を押さえると、ほかの年度の問にも応用できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1財源は公費負担が最も多い。:財源の内訳では社会保険料が約73.5兆円(収入総額の39.8%)で最も多く、公費負担は約59.0兆円(31.9%)でした。日本の社会保障は社会保険方式が中心で、保険料が財源の柱になっています。
- 2部門別社会保障給付費は医療が最も多い。:部門別に見ると、年金が約55.6兆円(42.1%)で最も多く、医療は約42.7兆円(32.3%)で2番目です。高齢化により年金給付の規模が大きくなっており、医療が最も多いという内容は誤りです。
- 3児童・家族関係の給付費の割合が最も高い。:児童・家族関係の給付費は、年金や医療など高齢者向けの給付に比べて規模が小さく、割合が最も高い分野ではありません。社会保障給付費の多くは高齢者関係の給付が占めています。
出典:第111回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問15(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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