疫学の用語(33語)
看護師国家試験の過去問に出てくる「疫学」の用語 33語を、短い言葉で説明しています。
一類感染症
読み:いちるいかんせんしょう / 別表記:1類感染症エボラ出血熱やペストなど、感染力と重症度が極めて高い感染症の区分です。入院の勧告の対象となる点が問われます。横断研究
読み:おうだんけんきゅうある一時点で、集団の一人ひとりについて病気の有無と要因の有無を同時に調べ、関連を見る研究です。追跡する研究や過去にさかのぼる研究との見分けが問われます。オッズ
読み:おっずひ症例対照研究などで、病気の有無で分けた群の曝露のオッズを比べ、関連の強さを表す指標です。相対危険と並ぶ関連の強固性の指標として問われます。比 介入研究
読み:かいにゅうけんきゅう研究者が対象者を分けて一方にだけ予防策などを行い、その効果を比べる研究です。介入を加えていない調査は介入研究にあたらない点が問われます。感染経路
読み:かんせんけいろ感染経路は、病原体が人から人へどう移るかで、接触感染・飛沫感染・空気感染などに分けます。試験では、病原体ごとに決まった主な経路が問われます。感染症発生動向調査
読み:かんせんしょうはっせいどうこうちょうさ医療機関からの届出などで患者の発生状況を普段から継続して集め、分析して公表するサーベイランスです。平時から発生を監視する事前対応型の取り組みとして問われます。寄与危険
読み:きよきけん曝露群の罹患率から非曝露群の罹患率を引いた値で、曝露によって上乗せされた罹患の大きさを表します。罹患率の比ではなく差で求める点が問われます。寄与危険割合
読み:きよきけんわりあい曝露群の罹患のうち曝露によって生じた部分の割合です。曝露群と非曝露群の罹患率を比べる指標として、分母の違う指標と見分ける点が問われます。抗体保有率
読み:こうたいほゆうりつ抗体を調べた人のうち、抗体をもっていた人の割合です。一時点の抗体保有率を調べる標本調査が横断研究にあたる点が問われます。後天性免疫不全症候群
読み:こうてんせいめんえきふぜんしょうこうぐん / 別表記:AIDSHIVによる病気で、性的接触や血液を介してうつります。感染症法で五類感染症として規定されている点が問われます。交絡
読み:こうらく調べたい要因と結果の両方に関係する第三の要因が、見かけの関連を生む現象です。解析の段階で交絡を制御する方法が問われます。コホート
読み:こほーとけんきゅう要因のある群とない群を一定期間追跡し、病気の発生を比べる研究です。一時点で調べる横断研究や、過去にさかのぼる症例対照研究との見分けが問われます。研究 五類感染症
読み:ごるいかんせんしょう / 別表記:5類感染症梅毒などが入る、発生動向の調査と情報提供が中心の感染症の区分です。全数把握と定点把握の疾患がある点が問われます。三類感染症
読み:さんるいかんせんしょうコレラや腸管出血性大腸菌感染症など、飲食物を介して集団発生を起こしやすい感染症の区分です。就業制限の対象になる点が問われます。症例対照研究
読み:しょうれいたいしょうけんきゅう病気のある人とない人を選び、過去にさかのぼって要因へのばく露を比べる研究です。追跡するコホート研究や一時点で調べる横断研究との見分けが問われます。生態学的研究
読み:せいたいがくてきけんきゅう個人ではなく、都道府県や国などの集団を単位として、要因と健康指標の関係を調べる研究です。集団の数量どうしの関係を相関係数で表す点が問われます。積極的疫学調査
読み:せっきょくてきえきがくちょうさ感染症が発生したときに保健所などが原因や感染経路、接触者を調べる調査です。発生をきっかけに行う発生時の対応として、平常時の活動と区別する点が問われます。層化
読み:そうか集めたデータを交絡要因の値ごとに分けて、それぞれの層の中で関連を調べる方法です。解析の段階で行える交絡の制御である点が問われます。相対危険
読み:そうたいきけん曝露群の罹患率が非曝露群の罹患率の何倍かを示す指標です。曝露群の罹患率を非曝露群の罹患率で割って求める点が問われます。相対頻度
読み:そうたいひんど病気の患者や死亡の総数のうち、特定の原因や区分が占める割合です。分母が人口ではなく総数である点が問われます。特異度
読み:とくいどスクリーニング検査で、病気のない人を陰性と判定する割合です。集団の有病率が変わっても値が変わらない点が問われます。DOTS
読み:どっつ / 別表記:直接服薬確認療法医療者などが患者の服薬を目の前で確認し、結核の治療を完了させる方法です。保健所などが服薬の継続を支える支援として問われます。ノロウイルス
読み:のろういるす二枚貝の生食や人の手を介して感染するウイルスです。アルコールの効果が出にくく、次亜塩素酸ナトリウムを使う点が問われます。BCG
読み:びーしーじーウシ型結核菌の毒性を弱めた生きた菌を使う、結核を予防する生ワクチンです。接種後の早い局所反応では速やかに受診する点が問われます。敏感度
読み:びんかんど病気のある人を陽性と正しく判定する割合で、検査の性能を表す指標です。集団の有病率が変わっても変わらない点が問われます。マッチング
読み:まっちんぐ比べる集団の間で年齢や性などの条件がそろうように対象者を選ぶ方法です。交絡の制御のうち解析時ではなく計画の段階で行う方法である点が問われます。無作為抽出
読み:むさくいちゅうしゅつ乱数などを使い、母集団の一人ひとりが同じ確率で選ばれるようにして標本を選ぶ方法です。分けるための無作為化と区別する点が問われます。有病率
読み:ゆうびょうりつある時点で病気をもっている人が集団の中にどれだけいるかを表す割合です。罹患率と病気が続く期間の長さの両方で決まる点が問われます。四類感染症
読み:よんるいかんせんしょう狂犬病やマラリアなど、動物や蚊などを介して人に感染する感染症の区分です。人から人への感染防止の入院を行わない点が問われます。ランダム
読み:らんだむかひかくしけん対象者を無作為に群に分けて比べる研究で、介入研究にあたります。エビデンスレベルでコホート研究より上に置かれる点が問われます。化比較試験 罹患率
読み:りかんりつ観察人年を分母に、一定の時間に新たな患者がどれだけ出るかを表す指標です。累積罹患率との分母の違いや、群の罹患率の差で寄与危険を求める点が問われます。罹患率比
読み:りかんりつひ曝露のある群の罹患率をない群の罹患率で割った比です。相対危険にあたる指標で、コホート研究で求められる点が問われます。累積罹患率
読み:るいせきりかんりつ一定期間の観察中に、新たに病気になった人の割合を示す指標です。分母が観察開始時の対象集団の人数である点が問われます。