第109回 午後 問28
保健統計学
レセプトに関する問題
レセプト情報・特定健診等情報データベース〈NDB〉について正しいのはどれか。
- 13年に1回データが更新される。
- 2無作為抽出による標本調査である。
- 3研究を目的に収集されたデータである。
- 4年間1,000万件程度のデータが蓄積されている。
- 5高齢者の医療の確保に関する法律に基づいている。
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✓ これが正解5高齢者の医療の確保に関する法律に基づいている。
解説
NDBは、高齢者の医療の確保に関する法律に基づくデータベースです。
レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)は、医療機関が保険者に請求する診療報酬明細書(レセプト)と、特定健康診査・特定保健指導の情報を、国が全国から集めて蓄積しているデータベースです。高齢者の医療の確保に関する法律第16条は、厚生労働大臣が医療費適正化計画の作成、実施及び評価に役立てるため、医療保険などに関する情報の調査や分析を行うと定めており、NDBはこの規定を根拠に整備されています。そのため、高齢者の医療の確保に関する法律に基づいているという説明が正しいです。
NDBの特徴は、抽出した一部ではなく、全国のレセプトと特定健診などの情報をほぼすべて集めている点です。レセプトは毎月発生するので、データも継続して積み上がっていき、件数は年間1,000万件をはるかに超えます。もともとは医療費適正化計画のための行政のデータで、研究などへの提供は後から仕組みが整えられたものです。
NDBは法律に基づく全数の行政データ、と覚えておくと、標本調査や研究用の調査と区別しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 13年に1回データが更新される。:レセプトは医療機関から毎月請求されるもので、NDBにはその情報が継続して集められています。3年に1回まとめて更新するような仕組みではないため、この説明は誤りです。
- 2無作為抽出による標本調査である。:NDBは全国の保険者から集まるレセプトや特定健診などの情報を、ほぼすべて蓄積したデータベースです。無作為に一部を選び出す標本調査ではなく、全数に近いデータである点が特徴です。
- 3研究を目的に収集されたデータである。:NDBの情報は、医療費適正化計画の作成や評価に使うために行政の仕組みとして集められたものです。研究者への提供の仕組みはありますが、研究を目的として集めたデータではありません。
- 4年間1,000万件程度のデータが蓄積されている。:NDBには全国の医療機関のレセプトが毎月積み上がるため、年間の件数は1,000万件程度よりはるかに多くなります。全国規模の全数に近いデータなので、この規模の説明は誤りです。
出典:第109回 保健師国家試験 午後(厚生労働省)問28(改変:1問ずつ解ける形に加工(状況設定の文を各問に複写・図を文字に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、厚生労働省とは関係ありません。
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