平成27年度 春期 午前 問80
企業と法務
日本工業標準調査会の説明
日本工業標準調査会を説明したものはどれか。
- ア経済産業省に設置されている審議会で,工業標準化法に基づいて工業標準化に関する調査・審議を行っており,特に JIS の制定,改正などに関する審議を行っている。
- イ電気・電子技術に関する非営利の団体であり,主な活動内容としては,学会活動,書籍の発行,IEEE 規格の標準化を行っている。
- ウ電気機械器具・材料などの標準化に関する事項を調査審議し,JEC 規格の制定及び普及の事業を行っている。
- エ電子情報技術産業の総合的な発展に資することを目的とした団体であり,JEITA 規格の制定及び普及の事業を行っている。
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✓ これが正解ア経済産業省に設置されている審議会で,工業標準化法に基づいて工業標準化に関する調査・審議を行っており,特に JIS の制定,改正などに関する審議を行っている。
解説
経済産業省の審議会で JIS の制定などを扱う組織です。
設問は日本工業標準調査会という組織の説明を選ばせるものです。判定の軸は、その説明が国の側に置かれた審議の場であって、しかも JIS という国の規格の制定や改正を担うものかの一点です。四つの選択肢には、標準にかかわる別の団体が並んでいます。電気や電子の学術の団体が独自の規格の標準化を行っている話や、電気機械器具や材料に特化した標準化の団体が独自の規格の制定や普及を担う話、電子情報技術産業の団体が独自の規格の制定や普及を担う話は、いずれも民間の団体が扱う独自の規格の話であり、この設問が問う組織とは位置付けが違います。したがって、経済産業省の内側に置かれた審議会で、工業標準化法という法律に基づいて工業標準化にかかわる調査や審議を行い、とりわけ JIS の制定や改正を扱っている、と書いた内容がこの組織にあたります。出題当時の名称は日本工業標準調査会で、根拠法は工業標準化法でした。その後の法改正(2019年7月施行)で、日本産業標準調査会・産業標準化法に改められ、JIS も日本産業規格となっています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ電気・電子技術に関する非営利の団体であり…:電気・電子技術に関する非営利の団体で、学会活動や書籍の発行、独自の規格の標準化を行う内容です。民間の学術団体が独自の規格を扱う話にあたり、国の側で JIS を扱う組織の説明とは位置付けが違います。
- ウ電気機械器具・材料などの標準化に関する事…:電気機械器具や材料などの標準化に関する事項を調査審議し、独自の規格の制定や普及の事業を行う内容です。民間の団体が独自の規格を扱う話であり、国の側で JIS を扱う組織の説明とは扱う規格の種類が違います。
- エ電子情報技術産業の総合的な発展に資するこ…:電子情報技術産業の総合的な発展を目的とする団体で、独自の規格の制定や普及の事業を行う内容です。民間の団体が独自の規格を扱う話であり、国の側で JIS を扱う組織の説明とは位置付けが違います。
出題当時の情報です(現在との違い)
2019年7月の産業標準化法施行で、日本工業標準調査会は日本産業標準調査会に、工業標準化法は産業標準化法に改められました。
出典:平成27年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問80
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