平成23年度 特別 午前 問78
企業と法務
著作権法に照らして適法な行為
著作権法に照らして適法な行為はどれか。
- アある自社製品のパンフレットで使用しているスポーツ選手の写真を,撮影者に無断で,ほかの自社製品のパンフレットに使用する。
- イ経済白書の記載内容を説明の材料として,出所を明示して Web ページに転載する。
- ウ新聞の写真をスキャナで取り込んで,提案書に記載する。
- エユーザ団体の研究会のように限られた対象者に対し,雑誌の記事をコピーして配布する。
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✓ これが正解イ経済白書の記載内容を説明の材料として,出所を明示して Web ページに転載する。
解説
白書は出所を明示すれば説明の材料に使えます。
著作権法は、他人の著作物を使うときは原則として権利者の許諾を得ることを求めています。ただし例外も定めており、国などが広く知らせる目的で作成し、その名義で公表した広報資料や調査統計資料、報告書などは、説明の材料として、出所を明示すれば転載できるとされています。経済白書はこの例外に当たる資料です。判定の軸は二つあります。許諾を得ているのか、それとも例外として認められた使い方に当てはまるのか。そして例外に当てはまる場合でも、そこで求められている条件、ここでは出所の明示を満たしているのかどうかです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アある自社製品のパンフレットで使用している…:撮影者に無断で、別のパンフレットへ写真を使い回す行為です。はじめに認められた用途を越える利用にあたるので、改めて許諾を得る必要があります。
- ウ新聞の写真をスキャナで取り込んで,提案書…:新聞の写真をスキャナで取り込んで提案書に載せる行為です。取り込むこと自体が複製にあたり、例外として認められる使い方の条件も示されていません。
- エユーザ団体の研究会のように限られた対象者…:限られた対象者であっても、個人的あるいは家庭内で使う範囲を越えた複製と配布です。相手の人数が少ないことは、無断で複製してよい理由になりません。
この問題の用語
- 著作権法著作権の中身と、守られる範囲や例外を定めた法律。どこまでが引用として許されるかも、ここで決まっています。
出典:平成23年度 特別 基本情報技術者試験 午前 問78
同じ用語が出る問題
- 平成29年度 春期 午前 問79(著作権法)
- 平成28年度 秋期 午前 問79:著作権法で規定されているもの(著作権法)
- 平成28年度 春期 午前 問79:著作権法に関する問題(著作権法)
- 平成24年度 秋期 午前 問79:著作権法で保護されるもの(著作権法)
- 平成24年度 春期 午前 問79:識別標識に関する問題(著作権法)
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