令和5年度下期第二種電気工事士学科試験(午前)(電気技術者試験センター)問6
配電理論及び配線設計
電気抵抗に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
図のような単相2 線式回路で,c-c’間の電圧が100 V のとき,a-a’間の電圧[V]は。ただし,r₁及びr₂は電線の電気抵抗[Ω]とする。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ101
- ロ102
- ハ103
- ニ104
答えと解説
✓ これが正解ロ102
解説
c−c'間100 Vに電線の電圧降下を足し、a−a'間は102 Vです。
単相2線式の配線では、電流が往きと帰りの2本の電線を流れるため、電線で下がる電圧は、電流×抵抗を2本分(往復)で数えます。負荷から電源側へさかのぼって、区間ごとの電圧降下を足していくのが基本です。
c-c'間は100 V です。b-c間の区間には、c側の負荷の5 A が流れます。往復の抵抗は0.1+0.1=0.2 Ω ですから、電圧降下は5×0.2=1 V で、b-b'間は100+1=101 V です。
次にa-b間の区間には、b側とc側の負荷の合計 5+5=10 A が流れます。往復の抵抗は0.05+0.05=0.1 Ω ですから、電圧降下は10×0.1=1 V です。a-a'間の電圧は101+1=102 V となります。
区間ごとに流れる電流が違う点が落とし穴です。電源に近い区間ほど、それより先の負荷の電流をすべて合わせた電流が流れる、と覚えます。
ほかの選択肢の解説
- イ101:101 Vは、c側の区間の電圧降下1 Vだけを足した値で、b-b'間の電圧にあたります。電源側のa-b間の区間で下がる1 Vを足し忘れているため、a-a'間の電圧としては足りません。
- ハ103:103 Vは、全区間に10 Aが流れるとして(10×0.2+10×0.1=3 V)計算した場合の値です。c側の区間を流れるのは5 Aだけで、そこの降下は1 Vなので、3 Vにはなりません。
- ニ104:104 Vとするには、電線で4 V下がる必要があります。しかしこの図の電流と抵抗からは4 Vの降下は導けません。区間ごとの降下は1 Vずつで、足し合わせても2 Vです。
出典:令和5年度下期第二種電気工事士学科試験(午前) 問6(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)