令和5年度下期第二種電気工事士学科試験(午前)(電気技術者試験センター)問1
電気に関する基礎理論
直流回路に関する問題
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図のような直流回路で,a-b間の電圧[V]は。
〔注〕本問題の計算で√2,√3 及び円周率πを使用する場合の数値は次によること。√2=1.41,√3=1.73,π=3.14
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。

- イ10
- ロ20
- ハ30
- ニ40
答えと解説
✓ これが正解ロ20
解説
電池2個で200 V、電流4 Aから、a−b間は20 Vです。
直流回路の電圧は、オームの法則(電圧=電流×抵抗)と、電池の電圧の足し引きで求めます。この図では100 V の電池が2個直列につながっているので、抵抗の側には合計200 V が加わります。抵抗は20 Ω と30 Ω の直列で合計50 Ω ですから、流れる電流は200÷50=4 A です。
次に点の電位を考えます。2つの電池の間のa点(接地された点)を基準の0 V とすると、上の電池の上端は100 V です。この100 V から、20 Ω の抵抗で下がる電圧 4×20=80 V を引いた点が、2つの抵抗の間のb点で、100−80=20 V になります。下側から確かめても、下の電池の下端は−100 V で、30 Ω で上がる電圧 4×30=120 V を足すと−100+120=20 V となり、同じ値です。
したがって、a−b間の電圧は20 V です。回路図の問題は、先に電流を求め、基準の点から順に電圧を足し引きする、と決めておくと迷いません。
ほかの選択肢の解説
- イ10:a点が基準で、b点は抵抗の途中の点です。電池側の100 Vから抵抗側の降下80 Vを引いた差が、a−b間の電圧になります。この差は20 Vで、10 Vになる足し引きは図にありません。
- ハ30:30 Vになる電圧の組合せは、この回路の数値からは作れません。4 Aの電流で降下するのは、20 Ωの側が80 V、30 Ωの側が120 Vで、基準点a との差はどちらから見ても20 Vです。
- ニ40:電池を1個分の100 Vだけで計算すると、電流は2 Aになり、20 Ωの側の降下が40 Vになります。しかし図は電池2個の直列で電流は4 Aなので、この値は図の回路に合いません。
出典:令和5年度下期第二種電気工事士学科試験(午前) 問1(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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