令和5年度上期第二種電気工事士学科試験(午前)(電気技術者試験センター)問30
一般用電気工作物等の保安に関する法令
過電流遮断器に関する問題
選択肢を押すと、その場で答え合わせ。第二種電気工事士の過去問 1950問を、解説つき・無料・登録不要で続けて解けます。
「電気設備に関する技術基準を定める省令」における電路の保護対策について記述したものである。次の空欄(A)及び(B)の組合せとして,正しいものは。
電路の[(A)]には,過電流による過熱焼損から電線及び電気機械器具を保護し,かつ,火災の発生を防止できるよう,過電流遮断器を施設しなければならない。
また,電路には,[(B)]が生じた場合に,電線若しくは電気機械器具の損傷,感電又は火災のおそれがないよう,[(B)]遮断器の施設その他の適切な措置を講じなければならない。ただし,電気機械器具を乾燥した場所に施設する等[(B)]による危険のおそれがない場合は,この限りでない。
- イ(A)必要な箇所 (B)地絡
- ロ(A)すべての分岐回路 (B)過電流
- ハ(A)必要な箇所 (B)過電流
- ニ(A)すべての分岐回路 (B)地絡
答えと解説
✓ これが正解イ(A)必要な箇所 (B)地絡
解説
空欄は、(A)必要な箇所、(B)地絡です。
この問は、電気設備に関する技術基準を定める省令の、電路の保護対策の条文の知識で判断します。過電流とは、定格を超えて流れる電流のことで、電線や機器を過熱して焼損や火災を招きます。これを防ぐ過電流遮断器は、電路の必要な箇所に施設すると定められています。すべての分岐回路に付ける、とは書かれていません。
次の段落は、感電や火災のおそれがないよう、地絡が生じた場合の措置を求める内容です。地絡とは、電路が大地や金属の外箱とつながってしまう事故のことで、漏電ともいいます。条文には、空欄の語に続けて遮断器の施設とあり、地絡遮断器を指します。過電流の話は最初の段落で終わっているので、ここに過電流は入りません。
以上から、(A)は必要な箇所、(B)は地絡の組合せになります。
覚え方は、過電流遮断器は必要な箇所、地絡には地絡遮断器、です。
ほかの選択肢の解説
- ロ(A)すべての分岐回路 (B)過電流:(A)をすべての分岐回路とする点も、(B)を過電流とする点も誤りです。過電流遮断器は必要な箇所に施設するものですし、感電を防ぐ措置は地絡についてのものです。
- ハ(A)必要な箇所 (B)過電流:(A)は必要な箇所で合っていますが、(B)を過電流とした点が違います。感電のおそれに備える措置は地絡に対するもので、遮断器も地絡遮断器になります。
- ニ(A)すべての分岐回路 (B)地絡:(B)の地絡は正しいものの、(A)をすべての分岐回路とした点が違います。条文は必要な箇所に過電流遮断器を施設すると書き、全部に付けるとは定めていません。
出典:令和5年度上期第二種電気工事士学科試験(午前) 問30(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
同じ分野の問題
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)