令和4年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前)(電気技術者試験センター)問19
電気工事の施工方法
絶縁電線に関する問題
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単相100 V の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で,不適切なものは。
- イ絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- ロ電線の電気抵抗が10%増加した。
- ハ終端部を圧着接続するのにリングスリーブ(E 形)を使用した。
- ニ電線の引張強さが15%減少した。
答えと解説
✓ これが正解ロ電線の電気抵抗が10%増加した。
解説
電気抵抗を増加させる接続は不適切です。
絶縁電線どうしを接続するときの決まりは、電気設備の技術基準にまとめられています。接続部分では、電線の電気抵抗を増加させないこと、絶縁性能を低下させないこと、断線のおそれがないよう引張強さを大きく減らさないことが求められます。
電気抵抗を増加させないとは、接続によって抵抗が増えてはいけないということです。抵抗が増えると接続部分で熱が生じやすくなるためです。そのため、電気抵抗が10%増加するのは、接続として不適切です。
引張強さは、電線を引っぱったときに耐える力で、20%以上減少させないことになっています。15%の減少は、この範囲に収まります。絶縁物と同等以上の絶縁効力のもので十分に被覆することも、終端部を圧着接続するのにリングスリーブ(E形)を使うことも適切です。
覚え方は、抵抗は増やさない、引張強さは20%以上減らさない、絶縁は同等以上、です。
ほかの選択肢の解説
- イ絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。:絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力があるもので十分に被覆するのは、接続部分の絶縁性能を保つための方法です。決まりに沿った方法なので、不適切なものにはあたりません。
- ハ終端部を圧着接続するのにリングスリーブ(E 形)を使用した。:リングスリーブ(E形)は、電線を圧着して接続するための材料で、電線の終端部の接続にも使えます。単相100 V の屋内配線でも決まりに合うため、不適切な接続ではありません。
- ニ電線の引張強さが15%減少した。:引張強さの減少が15%であれば、20%以上は減少させないという基準の範囲内です。電線の強度が基準を満たす接続なので、不適切とはいえません。
出典:令和4年度下期第二種電気工事士筆記試験(午前) 問19(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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