平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問40
配線図
引込線に関する問題
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⑩で示す引込線取付点の地表上の高さの最低値[m]は。ただし,引込線は道路を横断せず,技術上やむを得ない場合で,交通に支障がないものとする。
〔配線図の前書き〕図は,鉄筋コンクリート造の集合住宅共用部の部分的配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答え(イ,ロ,ハ,ニ)が書いてある。それぞれの問いに対して,答えを1つ選びなさい。
【注意】
- 1.屋内配線の工事は,動力回路及び特記のある場合を除き600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
- 2.屋内配線等の電線の本数,電線の太さ,その他,問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
- 3.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は,「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
- 4.ジョイントボックスを経由する電線は,すべて接続箇所を設けている。
- 5.3路スイッチの記号「0」の端子には,電源側又は負荷側の電線を結線する。
- イ2.5
- ロ3.0
- ハ3.5
- ニ4.0
答えと解説
✓ これが正解イ2.5
解説
道路を横断しない低圧引込線の取付点は2.5 mです。
⑩は、出入口の右上で、単相3線式の100/200 V と三相3線式の200 V の引込線が P-L の盤に接続される引込線取付点です。引込線取付点は、引込線を建物に取り付ける点のことです。
低圧の引込線を建物に取り付ける点の地表上の高さは、電気設備の技術基準の解釈で決められています。道路を横断しない場合は、原則として4 m 以上にします。ただし、技術上やむを得ない場合で交通に支障がないときは、2.5 m まで下げることができます。この問は、引込線が道路を横断せず、技術上やむを得なくて交通に支障がないという条件なので、最低値は2.5 m です。
3.0 m や3.5 m は、2.5 m まで下げられる条件のもとでは最低値になりません。条件が違えば高さも変わるので、道路を横断するかどうかと、やむを得ない場合かどうかを先に確かめます。
覚え方は、原則は4 m、やむを得ず交通に支障がなければ2.5 m、と二段で押さえることです。
ほかの選択肢の解説
- ロ3.0:3.0 m という値は、問の条件のもとでは最も低い高さではありません。さらに低い2.5 m でも認められる場面なので、最低値を聞かれたとき3.0 m を選ぶと、高く答えすぎです。
- ハ3.5:3.5 m を選んでも、最低値としては足りません。条件を満たすなら2.5 m までは下げてよいため、3.5 m は最低の高さより1 m 高い数字になり、問われている最低値とは言えません。
- ニ4.0:4.0 m は、道路を横断せず、特にやむを得ない事情がない場合の原則の高さです。この問は技術上やむを得ず交通に支障がない場合なので、最低値としてはこれより低い2.5 m になります。
出典:平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験 問40(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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