平成26年度下期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問27
一般用電気工作物等の検査方法
漏えい電流に関する問題
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低圧屋内配線の絶縁抵抗測定を行いたいが、その電路を停電して測定することが困難なため、漏えい電流により絶縁性能を確認した。「電気設備の技術基準の解釈」に定める絶縁性能を有していると判断できる漏えい電流の最大値〔mA〕は。
- イ0.1
- ロ0.2
- ハ0.4
- ニ1.0
答えと解説
✓ これが正解ニ1.0
解説
漏えい電流が1 mA以下なら絶縁性能ありとされます。
低圧の電路には、電路と大地との間の絶縁抵抗の最小値が、省令の第58条で決められています。使用電圧が300 V以下で対地電圧が150 V以下なら0.1 MΩ以上、300 V以下でそれ以外なら0.2 MΩ以上、300 Vを超えると0.4 MΩ以上です。ただし絶縁抵抗計は、電路を停電して測るのが基本なので、停電が困難な場合には別の確かめ方が要ります。
そのときは、電圧がかかったままの電路から、大地へ漏れる電流を測る方法が使えます。電気設備の技術基準の解釈では、この漏えい電流が1 mA以下であれば、絶縁性能を有していると判断できるとされています。設問が聞く最大値はこの1 mAで、1.0 とある肢に当たります。
0.1・0.2・0.4という数字は、省令の絶縁抵抗の表の値と同じ並びですが、あちらは MΩ の下限で、こちらは mA の上限を聞く問です。単位を取り違えないことがコツで、覚え方は、絶縁抵抗は MΩ の下限、漏えい電流は mA の上限、と向きと単位を組にすることです。
ほかの選択肢の解説
- イ0.1:0.1 は省令の絶縁抵抗の表にも出てくる数字ですが、あちらは MΩ という抵抗の下限です。漏えい電流の上限としては0.1 mAでは厳しすぎ、基準の最大値の値にはなりません。
- ロ0.2:0.2 という数字も、省令の絶縁抵抗の表にある MΩ の値と同じ並びです。ただし設問は漏えい電流の最大値を mA で聞いており、0.2 mAは判断できる最大値の値ではありません。
- ハ0.4:0.4 は、300 Vを超える低圧電路の絶縁抵抗0.4 MΩを思わせる数字です。しかし単位も種類も異なる値であって、漏えい電流の最大値を表す数字ではなく、答えにはなりません。
出典:平成26年度下期第二種電気工事士筆記試験 問27(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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