平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問25
一般用電気工作物等の検査方法
漏えい電流に関する問題
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低圧屋内配線の絶縁抵抗測定を行いたいが,その電路を停電して測定することが困難なため,漏えい電流により絶縁性能を確認した。「電気設備の技術基準の解釈」に定める絶縁性能を有していると判断できる漏えい電流の最大値[mA]は。
なお,選択肢が数値の場合は最も近い値を選びなさい。
- イ0.1
- ロ0.2
- ハ1.0
- ニ2.0
答えと解説
✓ これが正解ハ1.0
解説
漏えい電流で絶縁性能を確認するときは、1 mA以下です。
低圧の電路は、電線相互の間や、電線と大地の間の絶縁が十分でないと、漏電による感電や火災の原因になります。そのため、絶縁性能の基準が決められています。
基準を確かめる普通の方法は、絶縁抵抗計で絶縁抵抗を測ることです。ただし、停電させて測るのが難しい場合は、電路に電圧が加わったままの状態で、漏えい電流(絶縁が不完全なために流れ出る電流)を測る方法が認められています。電気設備の技術基準の解釈では、その漏えい電流が1 mA以下であれば、絶縁性能を持っていると判断できます。
0.1と0.2は、絶縁抵抗の基準値に出てくる数字ですが、それは単位がMΩ(メガオーム)の別の量で、mAで表す漏えい電流とは別のものです。 覚え方は、停電できないときは漏えい電流1 mA以下、です。
ほかの選択肢の解説
- イ0.1:0.1は、絶縁抵抗の基準値で、対地電圧150 V以下の電路に使われる0.1 MΩの数字と同じです。しかし漏えい電流は単位がmAの別の量で、その基準を表す値ではありません。
- ロ0.2:0.2は、絶縁抵抗の基準値で、対地電圧が150 Vを超える300 V以下の電路に使われる0.2 MΩの数字です。漏えい電流の限度はmA単位の別の量で、この値には当たりません。
- ニ2.0:2.0 mAは、漏えい電流の上限として決められた値ではありません。上限は1 mAで、これより大きな漏えい電流が流れる電路は、絶縁性能が基準に達しないと判断されます。
出典:平成29年度上期第二種電気工事士筆記試験 問25(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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