平成21年度第二種電気工事士筆記試験(電気技術者試験センター)問27
一般用電気工作物等の検査方法
力率に関する問題
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交流回路で単相負荷の力率を求める場合、必要な測定器の組合せとして、正しいものは。
- イ電圧計 電流計 絶縁抵抗計
- ロ電圧計 電流計 電力計
- ハ電流計 電力計 接地抵抗計
- ニ電圧計 回路計 漏れ電流計
答えと解説
✓ これが正解ロ電圧計 電流計 電力計
解説
単相負荷の力率は、電圧計・電流計・電力計の3つで求めます。
力率とは、負荷に加えた電圧と流れた電流の積(皮相電力)のうち、実際に仕事に使われた電力(有効電力)がどれだけの割合かを表す数字です。式で書くと、力率〔%〕=電力〔W〕÷(電圧〔V〕×電流〔A〕)×100 です。
この式の右辺に出てくる量を一つずつ測ります。分母の電圧は電圧計、電流は電流計で測り、分子の電力は電力計で測ります。つまり、単相負荷の力率を求めるには、この3種類の測定器がそろえばよいことになります。
絶縁抵抗計は電線や機器の絶縁の状態を調べる器具、接地抵抗計は接地極の抵抗を測る器具、漏れ電流計は漏れ電流を測る器具で、どれも力率の式には出てきません。回路計は電圧や抵抗を手軽に測れますが、電力は測れません。
覚え方は、力率は電力を電圧と電流の積で割るので、電圧計・電流計・電力計、です。
ほかの選択肢の解説
- イ電圧計 電流計 絶縁抵抗計:電圧計と電流計は式の分母に必要ですが、絶縁抵抗計は絶縁の良し悪しを見る器具です。肝心の電力を測る電力計が入っていないため、力率は求まりません。
- ハ電流計 電力計 接地抵抗計:電流計と電力計はそろっていますが、電圧計がなく、接地抵抗計は接地の状態を調べる器具です。電圧がわからないと皮相電力が出せず、力率を計算できません。
- ニ電圧計 回路計 漏れ電流計:電圧計はあっても、回路計は電力を測る器具ではなく、漏れ電流計は漏電を調べる器具です。電流と電力が直接測れないので、力率の計算に必要な値がそろいません。
出典:平成21年度第二種電気工事士筆記試験 問27(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(図・写真を問題冊子から切り出して画像で掲載・配線図の前書きを各問に複写・分数を1行に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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