令和7年度上期第三種電気主任技術者試験 機械(電気技術者試験センター)問12
機械
水平面照度に関する問題
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図に示すような幅6 m,奥行き8 m の長方形の駐車場の四隅に柱を立て,各柱の地上から5 m の頂点に全光束5 000 lm のランプを設置した。駐車場の中心O の水平面照度[lx]の値として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。ただし,各ランプは均等光源とする。

- 1283
- 2141
- 331.8
- 422.5
- 55.6
答えと解説
✓ これが正解422.5
解説
1灯の水平面照度約5.63 lxが4灯分で、約22.5 lxです。
点光源による水平面照度は、光度を I、光源までの距離を l、光の入射角を θ(鉛直からの角度)とすると E=(I/l²)cosθ で求めます。距離の逆2乗の法則に、面の傾きの分 cosθ を掛けた形です。均等光源(どの方向にも同じ光度で光る光源)の光度は、全光束を全立体角4π で割って I=5 000/(4π)≒397.9 cd です。
図から、駐車場の対角線の長さは √(6²+8²)=10 m なので、中心O から各柱の根元までの水平距離は5 m です。ランプは高さ5 m にあるので、ランプから O までの距離は l=√(5²+5²)=5√2≒7.07 m、l²=50 m²、cosθ=5/7.07≒0.707 です。1灯による水平面照度は E₁=397.9/50×0.707≒5.63 lx で、4灯は O から同じ距離にあるので E=4×5.63≒22.5 lx です。
別の式で検算します。cosθ=h/l を使うと E₁=Ih/l³=397.9×5/(5√2)³=1 989/353.6≒5.63 lx となり、4倍すると同じ22.5 lx に着きます。
水平面照度は法線照度に cosθ を掛けること、均等光源の光度は全光束÷4π であることの2点が要所です。
ほかの選択肢の解説
- 1283:283 lx は、全光束5 000 lm をそのまま光度5 000 cd として扱い、4×5 000/50×0.707≒283 lx と計算した値です。均等光源の光度は、全光束を全立体角4π で割った約398 cd です。
- 2141:141 lx は、与えられた数値から出てくる自然な計算の筋道が見当たらず、導けません。全光束を光度とみなした場合の4灯分283 lx のちょうど半分にあたりますが、半分にする理由はこの配置にはありません。
- 331.8:31.8 lx は、4灯それぞれの光度397.9 cd を距離の2乗50 m² で割った法線照度(光に垂直な面の照度)を足した値です。地面は光に対して45°傾いているので、cos45°≒0.707 を掛ける必要があります。
- 55.6:5.6 lx は、ランプ1灯だけによる水平面照度(約5.63 lx)です。中心O は4本の柱から同じ距離にあり、4灯それぞれから同じ照度を受けるので、合計はその4倍になります。
出典:令和7年度上期第三種電気主任技術者試験 機械 問12(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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