令和6年度上期第三種電気主任技術者試験 理論(電気技術者試験センター)問5
理論
直流回路に関する問題
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- 10.28
- 21.89
- 33.79
- 45.36
- 57.62
答えと解説
✓ これが正解10.28
解説
左右を30 V・20 Ωと40 V・30 Ωにまとめると約0.28 Wです。
抵抗Rの左右の部分を、それぞれテブナンの定理(ある二端子から見た回路を、一つの電圧源と内部抵抗の直列に置き換える定理)で簡単にします。
左側は、60 Vの電源と40 Ωの直列に、40 Ωが並列につながっています。Rを外したときの端子電圧は60×40/(40+40)=30 V、電源を短絡して見た抵抗は40×40/(40+40)=20 Ωです。右側も同様に、80×60/(60+60)=40 V、60×60/(60+60)=30 Ωです。二つの電源はどちらも上側が正なので、Rには右から左へ電流が流れ、その大きさはI=(40-30)/(20+10+30)=10/60=1/6 Aです。Rで消費される電力はP=I²R=(1/6)²×10=10/36≒0.278 Wで、約0.28 Wです。
別の方法(節点電位法)で検算します。下側の線を0 Vとし、Rの左の節点の電位をVx、右の節点の電位をVyとして電流の出入りを式にすると、(60-Vx)/40=Vx/40+(Vx-Vy)/10、(80-Vy)/60=Vy/60+(Vy-Vx)/10です。解くとVx≒33.3 V、Vy=35.0 Vで、Rの両端の電圧は約1.67 V、P=1.67²/10≒0.28 Wとなり、同じ値です。
電源が二つある回路は、注目する抵抗の両側をテブナンの定理でまとめると、計算が短くなります。
ほかの選択肢の解説
- 21.89:1.89 Wとなるには、Rに約0.43 Aの電流が流れる必要があります。Rの両側の等価な電源30 Vと40 Vは互いに打ち消す向きにあり、差の10 Vを合計60 Ωで割った1/6 Aしか流れないので、正しい計算ではこの値になりません。
- 33.79:3.79 WはRに約0.62 Aが流れるときの電力で、正しく求めた電流1/6 Aの約3.7倍にあたります。Rの両端の電位差は約1.67 Vしかないので、消費電力は1 Wにも届きません。
- 45.36:5.36 Wにするには、Rの両端に約7.3 Vの電位差が必要です。実際の電位差は二つの節点の電位33.3 Vと35.0 Vの差の約1.67 Vなので、正しく計算した電力約0.28 Wとは大きく違います。
- 57.62:7.62 Wは、Rの両端の電位差が約8.7 Vになる場合の値です。実際の電位差は約1.67 Vで、電源を一方だけ逆向きにとった場合でも電力は約13.6 Wとなり、どちらもこの値にはなりません。
出典:令和6年度上期第三種電気主任技術者試験 理論 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。
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