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令和6年度上期第三種電気主任技術者試験 理論(電気技術者試験センター)問5

理論

直流回路に関する問題

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図の直流回路において,抵抗R=10 Ωで消費される電力の値[W]として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

左端に直流電源60 V(上側が正極)、右端に直流電源80 V(上側が正極)。上側の線に左から40 Ω、R=10 Ω、60 Ωの抵抗を直列に入れ、40 ΩとRの間の節点と下側の線の間に40 Ω、Rと60 Ωの間の節点と下側の線の間に60 Ωの抵抗を接続した回路図
答えと解説

✓ これが正解10.28

解説

左右を30 V・20 Ωと40 V・30 Ωにまとめると約0.28 Wです。

抵抗Rの左右の部分を、それぞれテブナンの定理(ある二端子から見た回路を、一つの電圧源と内部抵抗の直列に置き換える定理)で簡単にします。

左側は、60 Vの電源と40 Ωの直列に、40 Ωが並列につながっています。Rを外したときの端子電圧は60×40/(40+40)=30 V、電源を短絡して見た抵抗は40×40/(40+40)=20 Ωです。右側も同様に、80×60/(60+60)=40 V、60×60/(60+60)=30 Ωです。二つの電源はどちらも上側が正なので、Rには右から左へ電流が流れ、その大きさはI=(40-30)/(20+10+30)=10/60=1/6 Aです。Rで消費される電力はP=I²R=(1/6)²×10=10/36≒0.278 Wで、約0.28 Wです。

別の方法(節点電位法)で検算します。下側の線を0 Vとし、Rの左の節点の電位をVx、右の節点の電位をVyとして電流の出入りを式にすると、(60-Vx)/40=Vx/40+(Vx-Vy)/10、(80-Vy)/60=Vy/60+(Vy-Vx)/10です。解くとVx≒33.3 V、Vy=35.0 Vで、Rの両端の電圧は約1.67 V、P=1.67²/10≒0.28 Wとなり、同じ値です。

電源が二つある回路は、注目する抵抗の両側をテブナンの定理でまとめると、計算が短くなります。

ほかの選択肢の解説

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出典:令和6年度上期第三種電気主任技術者試験 理論 問5(電気技術者試験センター)。1問ずつ解ける形に加工しています(B問題の共通の文と図を小問ごとに複写・図と式を問題冊子から切り出して画像で掲載・1行で書ける式を字に書き直し)。解説は当サイト独自のもので、電気技術者試験センターとは関係ありません。

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