令和2年度 10月 午前 問31
ネットワーク
給電も行う仕組み
無線 LAN のアクセスポイントや IP 電話機などに,LAN ケーブルを利用して給電も行う仕組みはどれか。
- アPLC
- イPoE
- ウUPS
- エUSB
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✓ これが正解イPoE
解説
LAN ケーブルに電力を相乗りさせて機器を動かす仕組みです。
この設問は、通信用のケーブルに電力を相乗りさせて、離れた場所の機器を一本で動かす仕組みを問うています。ですから、選び方の軸は、その仕組みが何の線に何を乗せているのかという一点で見分けます。求められているのは、通信用の LAN ケーブルの上に、動かすための電気も一緒に流す方式です。この方式が使えると、電源のコンセントが近くに無くても、天井や壁など通信の線だけを引ける場所に、無線の親機や電話機や監視の目を置けます。送る側と受ける側で相手を確かめてから安全に電力を渡すため、対応していない機器を挿しても壊しません。逆に、電源側の線に通信を乗せる方式や、停電に備えて電気をためて渡す装置、周辺機器を一本でつなぐ規格は、線の役目や電気の流れる向きが違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アPLC:電力線通信の略称で、家庭の電気の配線に通信の信号を相乗りさせる方式です。線と信号の関係が今回とは逆で、通信の線に電力を乗せる考え方には当てはまりません。
- ウUPS:無停電電源装置の略称で、停電の際にバッテリから電気を供給する装置です。役目は電気を蓄えて渡すことで、通信の線を伝って離れた機器に電力を届ける仕組みではありません。
- エUSB:パソコンと周辺機器の間をつなぐ汎用のシリアル通信の規格で、データと少しの電力を扱えますが、扱う線は今回の対象ではありません。無線の親機や電話機を長い LAN 配線で動かす経路とは別の場所に置かれます。
この問題の用語
- LAN事務所や家庭など、限られた範囲の中で機器をつなぐネットワークです。離れた拠点どうしを結ぶWANとは、ルータを介して接続します。
- アクセスポイント無線の端末を有線のLANにつなぐ中継機です。電波の届く範囲にある複数の端末をまとめて受け持ち、ネットワークへの出入口になります。
- UPS停電や電源の瞬断のときも給電を続けて、機器を守る装置です。止まるまでの間に、データを保存して機器を安全に停止させられます。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問31
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問38:サイドチャネル攻撃に関する問題(アクセスポイント)
- 令和7年度 秋期 午前 問30:送信時間に関する問題(LAN)
- 令和6年度 秋期 午前 問36:MACアドレスに関する問題(LAN)
- 令和5年度 春期 午前 問43:アクセスポイントに関する問題(アクセスポイント)
- 平成26年度 春期 午前 問57(UPS)
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