平成30年度 春期 午前 問39
セキュリティ
ポリモーフィック型マルウェアの説明として,適切なものはどれか。
- アインターネットを介して,攻撃者が PC を遠隔操作する。
- イ感染ごとにマルウェアのコードを異なる鍵で暗号化することによって,同一のパターンでは検知されないようにする。
- ウ複数の OS 上で利用できるプログラム言語でマルウェアを作成することによって,複数の OS 上でマルウェアが動作する。
- エルートキットを利用して,マルウェアに感染していないように見せかけることによって,マルウェアを隠蔽する。
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✓ これが正解イ感染ごとにマルウェアのコードを異なる鍵で暗号化することによって,同一のパターンでは検知されないようにする。
解説
感染ごとに姿を変えて検知を逃れます。
設問は、ポリモーフィック型マルウェアの説明を選ばせています。軸は、名前の語源が多くの形を意味するという点です。つまり感染するたびに姿を変えるものを指します。正解の肢にあるように、感染ごとに異なる鍵で暗号化すると、中身は同じなのに並ぶビット列が毎回変わります。すると対策ソフトが手元の見本と照らし合わせる方法では当たらなくなります。だから対策の側は、模様を照らし合わせるだけでなく、動いた結果のふるまいを見る方向へ進みました。変わるのは外側の衣だけで、復号されて動き出すときの中身は同じだという点も押さえておきます。四つの肢は、何が変わるのか、あるいは何が隠れるのかという軸で並べられています。姿が変わるもの、あることを隠すもの、動く場所が増えるもの、外から操られるものの四つで、名前の語源と重なるのは一つだけです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインターネットを介して,攻撃者が PC …:攻撃者が遠くから端末を操るという説明です。操られるようになることが特徴で、感染のたびに見た目が入れ替わるわけではありません。
- ウ複数の OS 上で利用できるプログラム言…:複数の OS で動くプログラム言語で作るという説明です。変わるのは動く場所であって、同じ中身の見え方が毎回変わることではありません。
- エルートキットを利用して,マルウェアに感染…:ルートキットを使い、感染していないように見せかけて隠す説明です。変わるのは見え方で、自分の姿そのものを書き換えるのではありません。
この問題の用語
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。通信の経路だけでは守りきれない場合があるので、ファイル自体にも施します。
- ルートキット侵入したあとに自分の存在を隠すための道具を、一式にまとめたものです。入口を作るだけでなく、痕跡やツールを見えなくするところが特徴です。
- マルウェアウイルスやランサムウェアなど、利用者に害を与える目的で作られたソフトの総称です。感染すると情報を盗まれたり操作できなくされたりします。
- パターン繰り返し現れる規則性や、決まった形のことを指します。膨大なデータを処理して、そこに隠れた規則性を見つける使い方が広がりました。
- プログラム言語プログラムを書くための文法や記号の体系のこと。目的に合わせて多くの種類があり、Java、C、Pythonなどがよく使われます。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問39
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問63:アソシエーション分析に関する問題(パターン)
- 令和7年度 秋期 午前 問42:CSPMに関する問題(マルウェア)
- 令和7年度 秋期 午前 問36:"エクスプロイト"に該当する行為(マルウェア)
- 令和6年度 春期 午前 問71:マスカスタマイゼーションの事例(パターン)
- 平成27年度 春期 午前 問43:ルートキットに関する問題(ルートキット)
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